Leica M3

カメラはいいぞ。一生、いいぞ。

Nikon F2, Leica M3

いやあ、なかなか試される毎日で、この国どころか世界が不安に苛まれてる至難の時だけど、そんな日常をなんとか照らしてくれるのが僕にとってはカメラなんだ。

さすがに人混みにカメラを持ち出せる状況にはないけど、健康を維持するために一日わずかでも人の少ない間隙をぬって散歩することは必要(外出禁止令の海外でも、食料を買うことと、健康のために運動するための必要最小限の外出は認められてる模様)。そんな時に、道端の小さな世界にカメラを向けるだけで、この世はまだまだ捨てたもんじゃないぞ、なんて思える歓びを感じるんだ。

辺りの静かな空気の中で、フィルムを巻き上げる音、ダイヤルを回す音、シャッターを切る音。そのどれもが心を穏やかにしてくれる。日陰に差し込むわずかな光に目が向いたり、ファインダーの中に濃密な季節感を感じられるのはやはりカメラならではで、スマホカメラだとそれはちょっと感じづらい。だから、カメラを持とう。カメラと一緒に歩こう。

なにも高価なカメラはいらない。数十年前のフィルムカメラなら、当時のフラッグシップ機なんかでも数万円で手に入り、どうかしたら最新の入門用デジカメなんかよりも安く手に入れることができる。プロ用のニコン機だって、あと少し予算を足せばカメラの王様のライカだって手にできる。いや、もっと安価なフィルムコンパクト機だっていい。しぶんのフィーリングに合うカメラなら何だっていい。相棒と思えるカメラ、いや散歩仲間を手にすればいいんだ。

こうしたカメラたちは、もう十分クラシックだから、これ以上古くなることもない。電気を使わない機械式のカメラなら、しっかりメンテナンスしてもらえる修理店さえ見つければ、それこそ一生ものだ。なんでもそうだけど、一生ものの相棒を見つけられたら、それは言葉にならない安堵感と好奇心をずっと手に入れたような気持ちに浸れる。いま、僕らを取り囲むこの少しむずかしい時代にこそ、カメラはいい。そうやってカメラを手に入れたら、少し殺伐としたSNSに、穏やかな散歩写真で花を添えようじゃないか。ね。

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