
村上春樹を最初に読んだのは「ノルウェイの森」だったと思う。でも、なんというか、その時は時流にのってというか、読むこと自体が目的化して、なんだか難解だななどと思いながらあまりいい読後感じゃなかった気がする。以来、短編も含めて何冊か村上春樹本を読んできたけど、じぶんのなかで中途半端感が否めないし、なんかやり残した感じが気持ち悪くもあるんで、もう一度、最初から村上春樹を始めてみようと思った。
彼の本はほとんどKindle化はされていないから、紙の本を注文することになる。ちなみにRunの本はKindle版が最近出たので、いつでも再読できるように購入した。この本はもう何度も読み返している僕のRunバイブルだったりする。
で、もういちど、最初から村上春樹を始めるについては、デビュー作「風の歌を聴け」からだろうと、三部作をまとめてAmazonで注文した。これを書いてた頃はまだジャズバーをやりながら煙草も死ぬほど吸っていた村上春樹作なのかな。彼の環境や心境の変化を感じながら、出版された順番通りに、もういちど、ちゃんと、読んでみる。村上春樹。いまのじぶんにはどう伝わってくるのか、どういう読後感を与えるのか。楽しみでもあり、不安でもあり、そういう行動をとるじぶんも不思議である。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
記憶カメラ様
こちらでは初めまして。
村上春樹がお好き、と書かれているのを見て、多分長くなると思い、こちらにコメントさせていただきました。
私が最初に読んだのは「1973年のピンボール」。会社の同僚に村上春樹を勧められたのがきっかけでした。たまたま入った本屋にはそれしかなく購入。まず、独特の設定と乾いた文体に新鮮さをおぼえ、“自分は自分であればいい”、という内容として勝手に解釈し、そこから一気にはまり、「風の歌を聴け」からずっと買い続けていました。
全てを買わなくなったのは、オウム真理教の取材本を出版したあたりからでしょうか。文体も含めて小説には、少し違和感を覚えるようになってきたのです。
でも、恐らく彼のスタンスは一貫しているのだと思います。残念ながらきっと、こちらが変わってしまったのだと。
それでも、初版発売から随分経ってから結局買ってしまう作品もありますし、「職業としての小説家」や「ラオスにはいったい何があると言うのですか」など、エッセイ的なものは、出るたびに購入しています。昔からエッセイを読んでいると、「ああ、やはり村上春樹は村上春樹だ」と、安心するのです(笑)。
私にとって村上春樹は、二十代中頃に出会い、その後の考え方に大きな影響を与えてくれた、とても大切なひとりの人間です。直接会わなくても、文章の力で人に影響を与えられると、確信させてくれた人です。
記憶カメラさんも、どんどん文章を書いて、人に影響を与え続けてください。
私も引き続き、Twitterとブログ、両方楽しませていただきながら、影響を受けさせていただきます。
それでは長文失礼いたしました。
わ、迫力あるコメントいただき、ありがとうございます。僕はもう全然エセファンなのであまり濃いことをかけずにスミマセン。みんなそれぞれいろんなエピソードを持たれてますよね。ぜひ今後もたまに遊びに寄られてください^ ^