
いやあ、ずっと心の中で気になっていたPENTAX K-30をこのまま見過ごし続けるのも健康に悪いと思い、ついに我が家へ迎えることにした。この、意中のカメラを手にした時のなんとも言えないホッとした感じに名前をつけたい笑。
以前、Twitterでも呟いたんだけど、僕がこのK-30に異様に惹かれていたのは、タイトルにも書いた通り、その他所では見られない「逆スラント」の独創的なペンタ部のデザインにある。
よく立ち寄る中古カメラ屋のショーケースにK-30が毎度あって、あの昔のBMWのような逆スラントノーズのペンタ部にいつも惹かれつつも、なんとか我慢できている。カッコいいよねえ。 pic.twitter.com/CDYLGemAVr
— 記憶カメラ (@KiokuCamera) June 1, 2022
この逆スラントが、昔のBMWの逆スラントノーズを彷彿とさせて、昔からBMWを愛する者としては、なんとも言えず心惹かれるルックスだったのである。
とはいえ、2013年に発売されたK-30になんで今頃?というと、それはもう今年になってPENTAX K-3 Mark IIIやPENTAX Q-S1を使い始めたことがやっぱりきっかけで、やたらとPENTAX機が目に入り始めた昨今の僕の環境によるところが大きい。
正直スペックは後回しだ。というか、PENTAX機はその思想から防塵防滴といった性能まである程度理解してるんで、そこは特に不安もない。約10年前の製品というのも、オールドデジカメをふだんから普通に使ってる僕には問題ない。
そう、スペックよりもエモーション。僕が趣味のカメラに求めるのは、写真を撮っていて心躍る楽しさと、その道具として見惚れるほどのデザイン、質感。オールドであることは、クラシックなスタイルのカメラ好きの僕には、むしろ美味しいスパイスだ。

それこそ、K-3 Mark IIIよりもさらに手荒くガシガシと使い倒せるレフ機として、smc PENTAX-Mレンズなんかをつけて真夏の灼熱の太陽のもと、もしくは土砂降りのスコールのもと、連れ出してシャッターを切りまくる夏にしたいと思っている。
ちなみにこの中古モデルのK-30、見た目もすごく綺麗なんだけど、ショット数は1,200回ほどしか切られておらず、どんな使い方をしたらこんなに少ないシャッター回数になるのか…と、ちょっと驚愕している。
その使用感や作例は、また後日ということで。ひとまず今夜は祝杯である。その念願の逆スラントノーズに。
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