Asahi Pentax SP

ニコン一辺倒だった僕を目覚めさせたペンタックス。

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Pentax SPF, Super Takumar 55/1.8

僕はいまでこそニコン機以外にも、オリンパス、ミノルタ、キヤノンとかいろんなメーカーのカメラを使っているけど、はじめはニコンのカメラ一辺倒だったんだよね。その殻をやぶってくれたのが、ペンタックスSPだった。このカメラのよさに気がついて、ニコン以外のカメラも楽しむように変わっていったから。

ひょんなことから手にしたペンタックスSPだったけど、ある意味驚いた。そのクールなルックスだけじゃなくて、タクマーの写りもなかなか絶品だったからね。ニコンの堅牢性みたいなものとは少し違って、僕流にいえばラフでカジュアルなイメージだけど、それがジーンズを履いてるような軽やかさでとても心地よかった。

Pentax SPF, Super Takumar 55/1.8

カジュアルというよりはワイルドなほうに近いかな。ミノルタ機ほどではないけど、適度な男っぽさも持ち合わせていて、なんというか、いい香りを放ってるんだな。ちょっと艶っぽさもあってね。そういう意味では、一種独特の立ち位置にあったカメラなんじゃないかと思う。

そうそう、女性が持つとカッコいいというよりもお洒落な感じもあるから、いろんなシーンにマッチする多様性みたいなものもまた備えている。そう考えると、程度のいいペンタックスSPやSPFを見つけたら、値段も比較的安くて見つけられるし、ストラップなんかをお洒落にしてじぶん流のシーンに合わせてみると素敵かもしれないね。

Pentax SPF, Super Takumar 55/1.8

前回のブログに書いたけど、譲っていただいたPentax SPFの試し撮りをしようと、土曜日の朝、昨日買ったレンズフィルターと家にあった三角リングとストラップをつけて、朝の愛犬との散歩に少し連れ出してみた。あいにく太陽は出ていない曇天だったけど、少し湿りっけのある空気の中で弾くシャッターの感触はたまらないものがあった。

やっぱり宿ってるんだよね、このSPFにも、当時のカメラ界が思い描いた夢とか希望がね。それは直感的に僕らカメラ好きの魂を揺さぶってくれる。僕はいま再び、フィルムカメラブームなんだ。いや、ブームというより回帰したといえばいいのかな。いつまで使えるか分からないフィルムだけど、僕の中でカメラとはフィルムカメラのことだとあらためて感じてるし、その空気を濃く、深く吸い込んでいく人生にしたいと思う。残りの人生はね。

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