Nikon F6

ただいま、Nikon F6。

Nikon F6

僕は決してカメラコレクターというわけじゃないけど、「あのカメラを、この目とこの手で確かめてみたい」という好奇心というか探究心で、けっこういろんなカメラを試してきた。

そうやって、僕が結局たどり着いたなと今思うのは、やっぱりフィルムとフィルムカメラで撮るのが本能的に気持ちいいということ。これは理屈じゃなくて、頭と身体、つまり僕の五感がそう結論づけたと思っている。こだわりとかそういうことじゃなくて、ただただ自然体の僕の結論だ。

そして、いくつかのデジカメを整理して手放し、それと入れ替わるように僕の手元にあのカメラが戻ってきた。Nikon最後のフィルムブラックシップ機 Nikon F6である。正確にいうと、F6が僕の元へ戻ってきたというより、僕がF6の元へ帰ってきたんだと思う。フィルムへの帰結であり、その頂点ともいえるF6への帰還である。

Nikon F6

そう、僕は過去にF6を使って写真を撮っていた。けれど、一度はこのF6に別れを告げ、その後はデジカメも含めていろんなカメラを僕なりに試してきた。けれど、僕がいろんな方角の道を歩みつつも、たどり着いたのはフィルムへの帰還であり、フィルムと人生を歩もうという小さな決心みたいなものでもあり、その決意の証みたいなものとして、F6をもう一度手にしたいと思い至ったんだ。

F6のことは過去何度も書いてきているけど、手の中に吸い付く感覚、おそらくこの世で最も官能的なシャッター音、そしてひたすら目の前の世界を照らしてくれるまぶしく美しいファインダー。このF6はフィルムカメラの集大成であり完成形ともいえるエモーショナルな感覚がぎっしり詰まっている。覚悟と言うと大袈裟だけど、僕はフィルムと生きることは、F6とフィルムがこれから辿る道筋を目撃することだと思ったんだ。だから、もう一度手にした。このNikon F6を。たかがカメラかもしれないけど、されど人生を左右するカメラでもあるんだ、こいつは。

Nikon F6は、僕の想像を大きく超えて素晴らしかった。 Nikon F6は、僕の想像を大きく超えて素晴らしかった。 先週の初めにNikon F6を手にして、昨日初めて屋外へ連れ出して試し...
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