この勇姿をカッコいいと言わず、何をカッコいいと言うのか。それほどまでにNikon F6とこのいとしのレンズの組み合わせは惚れ惚れする。そのレンズとは、先日ディスコンのニュースが流れてきたレンズのひとつ、Nikon F6, AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>である。
昨日の僕のブログを見てくれた人なら、なぜ僕がいま、このレンズを手に入れようとしたかはお分かりだと思うけど、Nikonのひとつの時代の終わりを感じとった僕の本能が、Nikon F6をメイン機にしようと思わせ、その相棒レンズとして、このAi AF 80-200/2.8d Newを選ばせたのである。
フィルム時代の最後を総仕上げするかのように登場したNikon F6と、フィルム時代を駆けぬけてきたAi AF ニッコールの代表的レンズのひとつ、80-200/2.8Dとで、フィルムで撮ることの楽しさをもう一度再確認する。そんな気持ちが僕にこのレンズを選ばせたのである。
手ぶれ補正はついていない代わりに、このDレンズには絞り環がついている。F6はもちろんだけど、僕の所有する他のフィルムニコンにも装着が可能だ。ふだんは広角か標準の単焦点がメインだったけど、この望遠ズームがあれば、そのフィルムライフはきっと広がるだろうし、なにかニコン史の目撃者になれる気もする。とにかく、僕にとっては、節目となる特別でいとしのレンズなのだ。
Ai AFニッコールが例え現行ラインナップから姿を消しても、僕のフィルムライフにはぶっ壊れるまで生き続ける。この勇姿を見て、僕はなおさらそう思った。試し撮りは週末までのお楽しみだけど、それまではしばし眺めるごちそうといったところである。