じぶんでも、さすがにもう少し絞ったほうがいいだろうといつも思うんだけど、いざ装着するとついつい開放で撮りたくなるのが、この7Artisans 50mm f0.95というレンズ。
今朝はFUJIFILM X-T5に初めて装着して、雨あがりの道を少し散歩カメラした。
見るからに「大口径」な姿もこのレンズの魅力だ。当然、軽量コンパクトなフジノンのf1.4レンズらよりも重いが、フードが無いこともあってシルエットそのものはそれほど巨大ではない。僕がふだんはX-E4につけてるくらいだから、まあスペックの割にコンパクト。
X-T5のフィルムシミュレーションはすべて「ノスタルジックネガ」で撮影。f0.95の開放で撮るとさすがにフワフワした甘い描写になるのだけど、僕はこれが嫌いじゃない。
まあピントが甘いのはぼくの腕のせいだけど、せっかくのf0.95、ピントが薄かろうが描写が甘かろうが、やっぱり開放で撮りたいのである。
僕の場合、あまり良く写りすぎるのは(ここは表現がむずかしいけど)好きじゃなくて、どこか隙とか曖昧さ、ゆらぎがある写りが好みだ。そういう意味ではオールドレンズが好きで過去にも使ってきたけど、いまは現代のレンズでそういう描写を追いかけるのが好き。だから中華製レンズの甘さなんかも嫌いじゃない。
まあ、X-T5の最新性能をまったく使いきろうとする撮り方ではないのだけど笑、フィルムカメラをオマージュとした写真機の世界が味わいたくて手にしたカメラだから、本人的にはまったく問題ない笑。
僕はこうして開放で甘い描写を楽しんでるけど、少し絞ればなかなかキリリとした描写も見せるレンズ。このf0.95の世界を手軽に楽しめる価格で提供してくれている七工匠には、カメラユーザーの一人としてほんとありがとうと言いたい。
ノスタルジックネガでここ二週間ほど集中して撮ってるけど、中華製f0.95との相性もなかなかいいんじゃないだろうか。マニュアルフォーカスのヌルりとした操作の気持ちよさも含めて、たまに使いたいスーパーサブのようなお気に入りレンズである。
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