KONICA C35

街を撮る。街に愛着がわく。

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僕の写真がどこか変わってきた。それはなんとなくじぶんでも感じるところ。ついこの前までRICOH GRでスナップを撮っていたけど、その頃とはやはり様子が違う。フィルムが変えてくれたとも言えるし、28mmから38mmの変化がそうさせたとも言えるし、今のスナップカメラであるKonica C35がそういう変化をもたらしてくれたとも言える。

でも、もうちょっとじぶんを分析すると、GRで撮ってた頃はどこかカッコいい写真を撮ろうとしていたと思う。それがC35で撮るようになってチカラが抜けたというか、ふつうの街をふつうに撮るように変化したように思う。むしろカッコよく撮りたくないというか、ナチュラルに撮りたいと思うようになったし、何よりそのままの目の前の街に愛着がわいてきたように思う。

まいにちの街は決してカッコいい部分ばかりじゃなくて、時としてカッコよくないリアルな日常が営まれているわけだけど、そんなふつうの、場合によってはカッコよくない日常をそのまま愛そうとするじぶんが芽生えてきた、そんな感覚だろうか。おもしろいよね、カメラと人の向き合いって。

あれかな、外国人観光客がその街を撮るような感覚なのかな。あの海外に行った時に僕らにも経験がある、その街のジモティになったような写真を撮ろうとする気持ち。ふつうの目でファインダーを通して見る街は、実に愛らしいと思った。森と街を行ったり来たりする僕のスナップカメラ生活。なんだか楽しくなってきた。