Nikon Df

こうなると、一眼レフは最高の趣味カメラになっていくんだろうね。

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Nikon Df & Nikon F

こうなると、一眼レフは最高の趣味カメラになっていくんだろうね。

八月初旬。思えば一年前の今頃はまだフルサイズミラーレスはSONY α7シリーズしかなくて、世の中は一眼レフがメジャーなカメラだったんじゃないかな。

それか秋になってCanon EOS RとNikon Z7/Z6と二大メーカーから初のフルサイズミラーレスが発表されると、世の中は一気に一眼レフからミラーレスの時代へと大転換したように思う。今じゃ実際のところ、一眼レフ機はとても古いモノのように思えてしまうから驚きだ。

性能的に一眼レフが古いモノになってしまったわけじゃないんだけど、ミラーレス機のあのコンパクトさに慣れてくると、一眼レフの上級機なんかは異常に大きく重く感じるようになったからね。

近くフルサイズミラーレスのプロ機もCanonやNikonから発売されて、いよいよプロユースも含めて世の中の実用カメラがミラーレスへと転換する様子がとてもリアリティとして思い浮かぶ。

そうなると、一眼レフ機たちはどうなるのか。その性能は熟成の域にあるからまったく問題はない。いや、むしろミラーレス機よりも安定している。レンズも豊富だし、写りだけなら一眼レフのほうが優れているだろうしね。

でも、やっぱりもう「カメラ」といえばミラーレスのことを指すように、完全に世の中の認識は変わるんだろうね。その時、一眼レフは不要なものにはならないけど、市場の中では「実用品」としてではなく、「趣味性の高い嗜好品」になっていく。ちょうど今の「フィルムカメラ」のように。そんな風に思う。

一眼レフのミラーショックはミラーレス機と比べるとずいぶんオーバーアクションなものに思えるけど、それも「趣味の嗜好品」ととらえれば味と解釈できる。そして、ミラーレスより大ぶりなフォルムも、いかにも往年のカメラらしい存在感があって、見ても、触っても、カメラファンたちに「手ごたえ」という満足感を提供することだろう。

僕も最近、フルサイズミラーレス機Nikon Z6を手に入れたんだけど、そうするとデジタル一眼レフのNikon Dfなんかは本当の意味でノスタルジックなカメラへとポジションが変わった気がするし、そのさらに昔となるフィルムカメラはレトロという価値をまとったなと実感する。

その昔、カメラがフィルム機からデジタル機へと転換したように、こんどはデジタル一眼レフからミラーレスへと世の中の潮流が一気に変わる。それを寂しく思うんじゃなくて、デジタル一眼レフがキング・オブ・趣味カメラとして見つめ直される時代へと突入するんだと思えば、なんかワクワクする気持ちもあったりするのだ。フィルムカメラと戯れるあの感覚のようにね。

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