Leica M-P typ240

そして、ライカのオールマイティさに気づくのである。

Leica M-P typ240

というのも、僕は明確に決めているわけではないけど、いわゆる街撮り用に平日持ち出すコンパクトなカメラと、少し大ぶりなんで週末に使うカメラが、なんとなく分かれている。前者はコンデジやフィルムコンパクト、後者は一眼レフや中判カメラだ。

そんななかで、ライカだけは平日も週末も、どちらにも持ち出しているなと、ふと気づくわけである。

まあ、これはあくまで僕の基準だったりするんだけど、平日の仕事鞄の中に一眼レフや中判カメラを入れて持ち歩くのはなかなか重さや大きさ的にしんどいし、街中であの大きさのカメラを構える勇気もなかなか無い。実は今年は、それにチャレンジしようと、少し大きめのインナーケースも買ったんだけど、すでに断念してたりする笑。

一方で、街中では機動力のあるコンデジやフィルムコンパクトも、せっかくじっくり構えて撮れる週末には、どこか物足りなさを感じなくもない。僕の場合は、シャッターフィール好きだから、ある程度「撮った!感」のあるカメラをできればチョイスしたいと思うんだ。ファインダーの中の世界の没入感に酔いしれたいし、静かな空気の中でシャッターの音色を楽しみたいとかね。なので、一眼レフや中判カメラが手応えとして好ましいんたよね。

でも、この相反するどっちのベクトルにも、ライカはなんとなく適応しちゃうんだな。多少重くはあるけど、平日の仕事鞄の中にも入れられるサイズだし、街中で構えるのも威圧感がなくてさりげなく取り出せる。かといって、週末は物足りないかといえば、一眼レフほどダイナミックではないにせよ、しっかりと本格的カメラのフィーリングを堪能できる。つまり、本当にいいとこどりのカメラだったりするのである。

いや、何を今更とか言われそうだけど、僕はこの平日の5日間、購入したてのコンデジをずっと持ち出していて、ライカは一度も持ち出していなかったから、ふと週末に使いたくなって土曜日の今日、散歩カメラに持ち出してみたわけだけど、その時にあらためて「あれ、ライカなら平日も週末も区別なく堪能できるんだな」と、なんだか再認識したじぶんがいたわけである。まあ、正確にいえば、ライカでなくともレンジファインダー機なら、同じように平日と週末、区別なく堪能できるのかもしれないけどね。

最近、ライカの中でもM型デジタルを購入する人が増えている気がするんだけど、それもこの「オールマイティさ」に人気の秘密があるんじゃないかと思ったり。たしかにM型デジタルは不当なほど高価だ。けれど、やれ街中スナップ用とか、やれ週末の風景撮影用とか、割と高性能なカメラをいくつか揃えると、実はけっこうな予算になったりして、意外とM型デジタルが手に入れられる予算になったりする。であれば、あまりカメラのバリエーションを増やすより、M型デジタルをバンとひとつメイン機にしたほうが得策なんじゃないか、そう思う人が増えてるんじゃないかと。

ごめん、これは完全なる僕の妄想の仮説だから話半分に聞いてもらえばいいんだけど、それくらいライカというのは「使ってみると想像以上にオールマイティだぞ」と思ったりしているのである、あらためてね。でも、デジタルライカはフィルムライカと違って半世紀や一世紀は使い続けることは無理だろうから、僕もやがて手放すのかなと思いながらLeica M-Pと付き合っているところがあって、そこだけがなかなかオールマイティというわけにはいかないんだけど。

でもね、高価なだけの価値は見出せるのは確か。僕は出会えて良かったと思ってる。決して派手な特徴はないんだけど、ジワジワとそのオールマイティさを日々気づかせてくるのがライカというカメラなんだ。上手くいえないけど、ちょっと人生の歩みに似てるよなと感じたりしている。

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