Leica IIIa

STAY HOMEは空シャッター、という楽しみ方もあるよ。

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Leica IIIa, Summar 50/2

僕は写真撮るのが好きだけど、それ以上にカメラが好きだし、たぶんそれ以上にシャッターを切るのが好きなんだよね。だから、空シャッターが楽しめるフィルムカメラとはとても相性が良いんだ。

いや、デジカメだって空シャッターは切れるといえば切れるんだけど、いちおう写真が撮れてしまうからね。すぐ削除すればいいんだけど、そういう意味では空シャッターというわけではない。デジカメも空シャッター(僕は部屋シャッターと呼んで、フィルムカメラのそれとは区別している。)という点ではNikon DfやOLYMPUS PEN-Fは最高の部類に入るけど、空シャッターの本来の醍醐味となれば、そこはやはりフィルムカメラが最高だ。

僕の空シャッター専用機は、写真のこれ、バルナックライカIIIa(上の動画はCAMERA FanさんのIIIfのシャッター音)。実は空シャッター専用機が欲しくて、僕はLeica IIIaを二台所有していて、うち一台はこうしてレンズを装着して(このためにズマールも手に入れた)、ストラップはつけずにいつでも空シャッターが切れるようにそばに置いている。ストラップがないのは、寝転がっても空シャッターを楽しむためだ。

シャッタースピードを変えて空シャッターを楽しむのがオツなんだけど、特にそのシャッターフィールが気持ち良いのがSS1/40。もうこれは人それぞれの好みだと思うけど、僕はこのSS1/40が癖になる気持ちよさでたまらない。高速シャッターとは異なる、ちょっと絡まるというか、ザラっとする感触が、いかにも内部で機械が擦れあってる感じがして最高なんだ。おかしいかな?おかしいよね笑。

そういえば今日、Twitterのタイムラインにこんなツイートが流れてきた(ツイート画像を引用として貼らせていただいてます)。ハービー・山口さんたちが参加されて、この「みんな、できるだけ家にいよう」という期間に写真を楽しむ方法としてオンライン写真展「STAY HOME展」を開催されるとのこと。部屋の窓から見える景色だったり、家族との日常のワンシーンだったりを収めた写真をオンラインで、家にいながら楽しもうという企画。いいなあ、とてもと思って。

で、僕は家の中で写真を撮る楽しみもあるけど、フィルムカメラがあればこうして空シャッターを楽しむのもまたアリだぞと。幸い僕の部屋にはかなりの数のフィルムカメラがあるんで、空シャッター専用機以外のカメラたちもメンテナンスがてら触ってやって、そのついでに空シャッターも切って過ごせる。これはもう、一石二鳥というか逆転の発想というか、ある意味、カメラ好きとしての「戦い方」かもしれない。どうせ戦うならポジティブに過ごすんだという、カメラ党としての心意気。(下の動画はNikon機のシャッター音を収録されている朱鷲戸さんの動画を引用させていただきました。素晴らしい動画ですね)

いまの時期はカメラ屋も臨時休業してるんで、フィルムを撮ってもなかなか現像に出せずジワジワと未現像フィルムもたまってきてるんで、そんな時はあえてフィルムを装填せずに空シャッターで過ごすというのも悪くない。そんなことを考えながら、今夜も僕は空シャッターを切る。IIIaでひと通り空シャッターを楽しんだ後は、気分を変えて暴力的インパクトのあるNikon F5に持ち替えたりもしてね笑。カメラという趣味の多面性はほんと凄いなと思うんだ、近ごろ。がんばろうニッポン、がんばろうカメラと。

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