Nikon Dfのことがあらためて好きになった週末だったな。Dfはオールドニッコールたちだけじゃなくて、こうしてタクマーも楽しませてくれるオールドレンズ 母艦ボディだったと気づくことができたから。
タクマーは言わずと知れたアサヒ ペンタックス時代の銘レンズ。僕はこのレンズをフィルム一眼レフのAsahi Pentax SPと一緒に手に入れて、先日フィルムで試し撮りしてその素晴らしい描写にペンタックスのイメージが一変したところなんだけど、デジタルでも撮ってみたくてね。マウントアダプターを購入して試してみたんだ。
オールドニッコールのカリッとシャープな描写と比べると、どこかマイルドでゆらぎのある世界。NikonとPentaxのジャストフィットとは異なる曖昧さがいいんだろうね。僕はけっこう気に入ってしまった。先週手に入れたMC Pancolarで撮った時も感じたけど、オールドレンズとデジタルの組み合わせがあらためて好きになった瞬間だった。
その世界をあまり言葉で表現しようとするとチープになる気がするんで、DfとSMC Takumarの相性みたいなものはこの拙い作例たちで恐縮ではあるけど、なんとなく感じとってもらえれば。今週末はDfと他社ブランドのオールドレンズたちを試す二日間だったけど、濃密だったな。M42の世界、たしかにここには時空を超えた何かがある。それはデジタルでもNikon Dfでも変わらない。いや、むしろここには独特の時間が流れてるかな。なんとも言えない得した気分の日曜日の夜なのである。またひとつ、何かを超えた気がした。