Leica M-P〈typ240〉と夜スナップしてる時がいちばん心地いいかな。
特にカメラを限定せずとも夜スナップしてれば心地いいわけだけど、なかでもM-Pで撮ってる時は特別という意味でね。
理由は明確ではない。自宅なんかでM-Pを触ってるとその重さをはっきり認識するんだけど、不思議と街中で取り出すM-Pはそれほど重さは気にならず、むしろ手の中にフィットする。
ファインダの中はとかく美しくまぶしい世界が展開されてるわけだけど、目測ノーファインダーだってかまわない。かすかにズミルックスの目盛りだけに目をやり、景色を横目にクシュとシャッターを切る。時代を切り取るってこういう感覚なんだと感じながら。
サムレストは後付けしていないけど、気のせいかブラックペイントのボディは適度に指に吸い付いて、それもまたスナップを撮るにはさりげなく都合がいい。そして何より重要なのは全身ブラックであることだ。些細なことのように思うかもだけと、これで闇の中では解き放たれたような気分になれる。
そんな風にじぶんを解放できるのが、Leica M-P〈typ240〉との夜スナップだ。実に秀逸だ、少なくとも僕にとっては。
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