RICOH GR

考えずに秒速で撮る。それが僕にとってのRICOH GRの心地よさ。

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僕のカメラライフは大まかに言うと「平日はGR、週末はD750&P900」。もともとは週末に一眼レフをさわるようになってから、平日も何かしらカメラを持ち歩きたくなり、最初にNikon P340を手に入れたのが始まり。これでコンデジを持ち歩いて日常のスナップを撮るということにハマっていき、Tumblrでフォローしてた人のGRの写真に影響を受けて、僕もGRを手に入れるに至る。(僕のGRは現行のGRIIのひと世代前のもの)

この写真も鞄からGRを取り出してたぶん5秒くらいで撮ってる。起動スピードがすごく速いから成せる技だし、露出もあんまり気にしない。あれこれ考えてると目の前の空気が変わってしまうから、撮りたいと思ったら即、撮る。この気持ちよさはGRは抜群で、ぜひ一度味わってみてほしい。

レンズは28mm、F値は2.8。つまりズームなし。これもこだわりだすとあれこれ構図に悩むとこだけど、ズームなしだからそんなことを考える時間も必要ない。ただし、ズームを捨てた反動としてレンズの精巧さはピカイチだ。センサーもAPS-Cのものを搭載してるからボケも滑らかだし、写し取る描写にも余裕がある。GRはすべてをレンズと起動スピードにあてているから、その精巧な写真によほど自信があるのか、カタログはGRで撮影した見開き写真のオンパレード。言葉で良さを説明するんじゃなくて、この仕上がり写真をとにかく見てくれ、という徹底ぶりだ。

と、文章で書くとそういう説明になるんだけど、このGRの気持ちよさだけは保有して確かめてほしいというのが、ユーザーである僕の感想。

週末には一眼レフでほぼ過ごす僕にとっては、カメラを構えてファインダーをのぞき、シャッター音を確かめながら撮るあの行為とは、GRはまったく異質。でもたぶん、そのギャップもまた気持ちいい要因なんだと思う。片手でヒュンヒュン秒速で風景を記録してゆく感覚。それは一眼レフよりフィジカルと一体の自然な撮影行為かもしれない。Nikonの開発者たちもある種変態だと思うけど、GRの開発者も相当意固地で変態だと思う。それくらい、このカメラは普通じゃない。