修理から戻ってきたハッセルブラッド500CMと、再び試し撮りへ。(作例はまだない:)
昨日は雨が多い土曜日だったけど、日曜日は抜けるような青い空。写真の神様ありがとうだ。というわけで、愛犬の散歩を終えたその足で、修理から戻ってきたハッセルブラッド500CMを連れて試し撮りへ出かけてみた。
前回の購入直後の試し撮りは調子にのって三、四本撮ってしまったんだけど笑、今回の試し撮りはきっちりフィルム一本、12枚だけ。家の近所のいつもの散歩道だけど、意外と色があって試し撮りには困らない。なので、気がついたらあっという間に12枚撮り終える。いやあ、コスパ悪い笑。
まあそれにしても、ハッセルのウエストレベルファインダーの眺めは最高というほかない。この写真はiPhoneカメラで撮ったものだけど、それでもこのファインダーの中の絵が只者ではないことがなんとなく分かると思う。この立体感はヤバい。ズミルックスのあの立体感の上を行く、といえばニュアンス伝わるだろうか。まあとにかくこの世のものじゃない感じとだけ言っておこう。
僕はハッセルを手に入れるまでは、中判はローライフレックス・スタンダードで撮ってたんだけど、令和になって断捨離した際に中判カメラはこのハッセルだけを手元に残した。その決め手はこのファインダーの美しさとシャッターフィールの気持ちよさにあったと言っていい。ローライのさりげなさも良いんだけど、僕はこのハッセルの分かりやすいオーバークオリティを選んだということ。
試し撮りに使ったフィルムは、ブローニーフィルムの中ではいちばん定番でベーシックなFUJIFILM PRO160 NS。ハッセル500CMは数字が表す通りシャッタースピードは最大1/500なんで、日中に撮るなら感度が低めのフィルムのほうがいい。早朝だと、感度160ならプラナーf2.8開放でも十分楽しめる。家にある他の在庫ブローニーフィルムもACROS100やVelvia100など感度100ばかりだ。
中判カメラは、やっぱり「写真を撮ってる」っていう感覚が特に色濃い。独特のブローニーフィルムを装填するところから、フィルムを送る行為、ファインダーをルーペ越しにのぞく所作、そしてハッセルの場合はあの独特の「シュポッ!」と大きめに響くシャッター音、どれをとっても35mmフィルムカメラよりやっぱり感動は大きい。
まあフィルム代、現像代、それにかかる日数とか、これまたなかなか手がかかるわけだけど、感動とは手がかかるのだ、なんでも。さて、モルト交換したハッセル、ちゃんと撮れてるといいんだけどな。そうそう、秋にはACROS IIも待ってるしね。いろいろ楽しみな令和が始まっている。