いまTwitterを眺めてたら、フィルム通販のかわうそ商店さんがフィルム値上がりのことを呟かれていて、忘れていたフィルム消滅の危機感みたいなものをふと思い出した。
そうなのかと。それとあらためて気づかされたのは、このツイートのコメント欄で会話されていた「いまカラーフィルムを製造できるのはコダックと富士フイルムの2社だけ」ということ。2018年5月現在、ジワジワと押し寄せるフィルムの終わりを痛感させられたというか、少しゾッとしたというか。
とはいえね、もうとっくに消滅していてもおかしくないフィルムが、まだこうして現在でも使えていることが奇跡であって、僕らはフィルムとデジタルが両方楽しめる奇跡の時代を楽しめているのも事実。ふさぎ込むより、ただただフィルムで撮る楽しさを噛み締め、まわりにその楽しさをジワジワと伝えていくしかない。
僕はデジタルでも撮るから、フィルムがこの世から無くなっても写真は撮り続けるとは思うけど、フィルムのない生活は今はちょっと想像がつかない。あのフィルムの匂いやフィルム装填の所作、現像に時間をかけて対面できるあの独特の光と影の世界が見られないなんて、考えると少し怖い。
んー、考えれば考えるほど気持ちがどんよりしてくるんで、いつもこの現象は忘れるようにしてるんだけど、時代は今日も刻々と前に進んでるから、やがてね、来るんだろうね、その日が。悲観的になってもしょうがない。明日まだひとまずフィルムで撮れることに感謝して、フィルムカメラとまた街に出よう。フィルムで撮れる瞬間を堪能しながら。