写真とは

フィルムの人はデジタルやって、デジタルの人はフィルムやると、世界はさらに変わると思った。

僕はいま、自分で言うのもなんだけど、完全にフィルムに恋してる。ちょっと他のことが見えなくなるくらい恥ずかしながらハマってる。でも、このブログの過去記事をみると、デジタルでカメラというものに出会った時の喜びようはもっとすごかったようにも思う。要は、デジタルがどうのとかフィルムがどうのというよりも、写真の世界の奥深さとか新しい出会い、もっといえば想定外のいい意味での裏切りみたいなものが楽しくて、その要素がカメラや写真には相当あるところがおもしろいんだろうなと。そう考えたら、ふだんデジタルしかやっていないひとがある日フィルムをやってみると意外と不便だと思っていたことが愛着に変わったりするだろうし(これは完全に僕だな笑)、ふだんフィルムばかりのひとがデジタルを持つとなんだかデジタルの新境地みたいなものを発見する気がするし、とにかく写真がもっと盛り上がる気がするんだ。そして、写真という感情表現がこの世に増えれば、必ず何かしらのあたたかさみたいなものをこの世の空気としてはらみ始める気がする。自然を撮ってるひとがポートレートやるとさらに何かが変わる気がするし(僕もどこか願望がある)、ポートレートやってるひとの自然を撮った世界なんかもすごく見てみたい。レンジファインダーのひとが一眼レフ持ったり、一眼レフのひとがフィルムコンパクト持ったり。そう考えるだけでなんかワクワクするよね、化学反応の極みのような変化というか変身。あと、僕はみんなが撮った写真を見るのも好きだけど、カメラを構えて写真を撮っているひとを見るのもかなり好き。そこには撮るひとの数だけ写真の世界が無限にある気がするから。深いなあ、写真。僕は果たしてどこまでハマっていくんだろう、この果てしない世界へ。

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POSTED COMMENT

  1. より:

    初めまして。
    突然のコメント、失礼致します。

    私自身、C35の愛用者でして、「C35」の検索からこちらに辿り着きました。

    四年半ほど前に店頭でキヤノンEOS Mに一目惚れをし、衝動買いしたのが私のカメラライフの始まりでして、その後父が使用し、私自身も中学生時代に少しお世話になっていたキヤノンFXを修理したのが、フィルムカメラを撮り始めた切っ掛けです。

    デジタルの人がフィルムをやると世界が変わる…非常に共感致します。
    今ではデジタルも複数台所有し、その撮り比べもまた楽しい物ですが、フィルムで撮るリズム感やその手間暇を贅沢な時間と感じたり、デジタルに持ち替えてそのシャープさや便利さに改めて感激したり…
    相乗効果で、デジタルの撮り方、向き合い方も随分と変わったように感じています。

    何より写真を始めて、ああ、自分はこういった物を美しいと感じたり、良いなと心奪われるんだと、客観的にわかったような気がします。

    マウントアダプターでオールドレンズをデジタルで使い、同じレンズをフィルムカメラで撮るのが、ここ何年かのマイブームです。
    マウントに合わせて、フィルムボディも我慢できずに増やしてしまうのが、悩みと言えば悩みでしょうか(笑)

    デジタル、フィルム共に、下手くそながらも今後も死ぬまで楽しめたらと思っている今日この頃です。

    長文駄文、失礼致しました。

    • kiokucamera より:

      コメントありがとうございます。世の中がフィルムからデジタルに移行したことは間違いないのですが、いまだにフィルムが使えるのは奇跡というか、やはりフィルムにしか出せない何かに魅了されている人がいまだに少なくないということなんでしょうね。フィルムがーとか、デジタルがーとかどっち派というより、どちらも派のほうが断然楽しいですよね。奇跡的にフィルムもデジタルも楽しめる今を生きてる僕らは相当ラッキーなのかもしれません^ ^

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