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どさっといろんな機材の現像があがってきたんで、備忘録的に載せておこうかと。試し撮りがほとんどなんで、なんてことないいつもの散歩道だけど、季節の移り変わりは感じられる場所なんで、僕的にはゆるりと撮るひと時は割と気に入っている。
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写真はTwitterにもあげたものたちだから、再掲みたくなるけどそこはご容赦を。まあ何はともあれNikon F5の試し撮りがちゃんと撮れてたんで、それがとにかくホッとしてる。露出計も正確っぽいので、次はお目当てのリバーサルフィルムといきたい。
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あと、二代目となったNikon FAの試し撮りもしっかり撮れていてニンマリしてる。所有していた初代FAは残念ながら修理不能で少し落ち込んでいただけに、こうして再びFAのシャッターが切れることはけっこう感無量。しかもFAで撮った写真がいちばん発色が良くて、これはレンズのせいなのか、フィルムのせいなのか、はたまたFAの測光のおかげなのか、とにかくうれしい出来事。
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あと、プラナーを絞ってみたり、モルト張り替えがまだなNikon EMで懲りずに撮り続けたりと、僕なりに実験して撮っているのも脳が喜んでるいい感じ。EMは光線漏れが案外いい感じなんで、もういっそのこと感光専用機にしようかとも思ったり。そういう不安定さもまたフィルムのおもしろさであり、いたずらに写りすぎない良さであり。
現像があがってくる度に思うんだけど、やっぱりフィルムのある暮らしというのは「体温」みたいなものがあっていいなと。デジタルに比べて手間をかけて撮っているだけあって、そこにのり写る光と影の妙はやはりフィルムならではだなと再認識する。大したものは撮っていないんだけど、そんななんてことない光景でも、フィルムに記憶する行為というのはとても人間ぽくて心地いい。
それは理屈じゃなくて、本能に作用する気持ちよさ。こんなデジタル全盛の時代に、まさに時代錯誤みたいな行為なわけだけど、フィルムカメラにフィルムを入れてシャッターを切る行為は、単に画像を記録するというよりも、もっと厳かで儚く切ないものだったりする。便利だから撮るというより、幸福な気分を味わいたいから、僕はフィルムで撮る。フィルムはそういう魔法みたいなところがあるんだ。唯一無二のね。