〝ニコン萌え〟というのがあるんだよな、僕やニコンユーザーの場合。
いや、断定しちゃいけないか笑。でも、Twitterなんかを見てると、他のブランドを使用しているユーザーよりも、ニコンユーザーはNikon機を溺愛しているような気がする。もう少し正確にいうと、他のブランドユーザーもきっとその機材を溺愛してるんだろうけど、ニコンユーザーはそれを表に出して、同じニコンを愛するユーザー同士で共鳴し合ってる感じとでもいうのかな。たからか、目に付きやすいんだよね、Nikon機を溺愛している姿が。
仮にそうだったとして、なぜそうなんだろうね。僕は例えるならそれは〝萌え〟なのかなと。ほら、工場萌えとかの写真に何かゾクゾクとする、あの萌え。似たようなことでいえば、昭和な雰囲気の看板や町並みを思わず撮りたくなるあの萌えとも近い気がする。どこか、職人的な雰囲気が心に刺さるというかね。それは、先日ニコン・ミュージアムに行った時もちょっと感じたな。なんか、工場見学をしているような気分。最先端の工場というよりは、下町の工場という、あの萌え。
まあ、常に先端技術を争うプロダクト業界において、この下町の雰囲気というのは諸手を挙げて歓迎するわけにはいかないのかもしれないけど、僕がNikon DfやNikon Fを愛してやまないのはそういう部分が大きいし、そこにNikon機の良さがあるのもまた事実。なんだかニコ爺と言われそうだけど笑、そういう独特の萌えがあるのは事実だと思うんだよね。でも、少し冷静に考えれば、そうした職人気質を継承しながらも、例えばライカ社のようにモダンでクールなイメージも本当はあってもいいよなと思ったり。ライカも不思議なブランドで、機能は他のカメラブランドなんかより全然劣るのに、なにか職人のイメージはある。上手く言えないけど、そういうモダンさがつくとNikon機の萌えは鉄壁になる気がするんだけど、どうだろう。Nikon Zシリーズの近未来に期待といったところかな。