Nikon Dfの意外な良さ、それはNikonフルサイズ最軽量の持ち出しやすさ。

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Nikon Df, Ai 35/2.8

Nikon Dfはかつてのフィルムニコンを思わせるクラシカルなフォルムが特徴のカメラだけど、よく言われるのはフィルム機より大きく重いのがちょっとなあ、みたいな表現。それは正しくもあるけど、誤りでもある。たしかにデザインのベースとなった往年のフィルムニコン、Nikon FM/FEシリーズやF3なんかの薄さと比べれば、デジタル一眼レフとしての厚みはそれなりにある。僕も数年前、初めてNikonサービスセンターで展示されていたDfの実機を見た時に“わ、なんだかゴツいな(重そうだな)”という印象が強くて、手に持つに至らなかったから。見た目が重そうなんだよね、フィルムカメラと比べるとね。でもDfは実はかなり軽量なんだ。驚くくらいにね。

Dfの重量はNikonフルサイズ機の中で最軽量のボディ765g。最近出たD850が1kg超あり、軽量が売りのD750でも840gはある。それらのフルサイズ機と比べると圧倒的に軽いんだ。ちなみにNikonで同じくらいの重さのものを探すとAPS-C機のD7200と同じ重さということになる。このDfにはレンズキットとしてAF-S Nikkor 50/f1.8Gが設定されてるんだけど、これまた現行Nikkor最軽量レンズだから、このボディとレンズの組み合わせは最高に軽量なんだよね(写真はAi 35/2.8を装着)。軽けりゃいいのか?というのはあると思うけど、カメラの軽さは写りと同等なくらいけっこう重要。なぜなら、外へ持ち出しやすくなるから。

近ごろフィルムカメラが人気なのは、フィルムの写りもあるけど、そのコンパクトさゆえに気軽に外へ持ち出しやすいという点もけっこうあると思うんだ。フィルムコンパクトが人気なのは、その極みみたいなね。ミラーレスが人気で一眼レフがどこか苦戦して見えるのもやっぱりコンパクトさや軽量さで一眼レフは“大きく重いカメラ”=いい写真は撮れるけど、たまに持ち出すカメラ、という印象がどこかある。それを大きく裏切ってくれる軽快さがNikon Dfにはあるんだ。僕はよく、このDfとF6を同時に持ち出すことがあるけど、F6からDfに持ち替えると、“あ、軽いな”といつも実感する。F6もその重さを感じさせないくらい重量バランスが秀逸で持ちやすいカメラなんだけど、Dfの軽さはその何枚か上をいく。この見た目を裏切る軽さは、ぜひお店で実機を手に持って確認してほしい。

Nikon Dfはとかくクラシカルな操作ダイヤルとかに注目がいくけど、このカメラの真骨頂は、実はこの軽量さにある。その分、動画機能を削ったり、シャッタースピードも1/4000に抑えられてるけど、なんといってもフルサイズ機でこの軽さを実現したのは素晴らしい。Nikonの開発者たちは往年のフィルムカメラの見た目を真似たんじゃなくて、あの外への持ち出しやすさを開発テーマの根底に置いたんじゃないかな。だとしたら、それは存分に堪能できるカメラになっている。なんてったって、僕は愛犬との散歩にいつもフルサイズ一眼レフを持ち出してるからね。Dfならできる、ヒョイっと軽快にね。

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