SONY α7R III レビュー

原点回帰、SONY α7R IIIにMINOLTA MC Rokkor PF 55mm f1.7をつけて。

アフィリエイト広告を利用しています
SONY α7R III, MINOLTA MC Rokkor PF 55mm f1.7

SONY α7系については、元々は初代α7Rを使っていて、その時に気に入って装着していたのがフィルム時代のロッコール。MINOLTA SRT101に装着していたレンズだ。

その初代α7Rをα7R IIIに入れ替えて以来、なんとなくAFのサードパーティレンズを装着していたんだけど、便利ではあるものの、なんかいまひとつ刺激が足りない笑。

で、新しいレンズの検討などもしてみたんだけど、そもそも僕がSONY機を所有しているのはオールドレンズを楽しむためだった、という原点に帰るに至り、再びゴソゴソとロッコールを装着して楽しむことにしたのである。

SONY α7R III, MINOLTA MC Rokkor PF 55mm f1.7

やはりね、SONY機にはMINOLTAの血が流れてるからね。ロッコールで撮っていた者にとっては、この組合せが気分的にもしっくりくるのである。

初代α7Rで撮っていた時は、そのクラシックな佇まいと独特のシャッターフィールが気に入っていたものの、バッテリーの持ちの悪さだけがちょっとストレスだった。それからすると、α7R IIIに換えてからは実に快適だ。

まあ、快適なカメラには、少々不便なオールドレンズを合わせるくらいのほうが、僕にはほどよいマイルドさになる。アナログ人間のサガというやつか笑。古いロッコールのちょっと甘い描写をねじ伏せる、みたいな撮り方が実に楽しかったりする。

SONY α7R III, MINOLTA MC Rokkor PF 55mm f1.7
SONY α7R III, MINOLTA MC Rokkor PF 55mm f1.7
SONY α7R III, MINOLTA MC Rokkor PF 55mm f1.7

でも、中古カメラ屋さんでフィルムカメラの話なんかをしてると、「ミノルタのレンズはほんとよく写ると、当時のスタジオマンの人たちはよく言っていた」と聞く。その刷り込み効果もあるのか、僕の中でのロッコールの印象はすこぶる良い。

この猛暑なんで、時間をかけてじっくり撮り歩くのはさすがに厳しいが、こうしたクセのある機材となら、辺りを数枚撮り歩くだけでも実験のようで楽しい。そうやって考えると、アダプターでいろいろと遊べるミラーレス機はコスパも悪くない。

SONY機あたりをベコベコになるまで使い倒すのも、案外カッコいいかもしれない。ロッコールがもっと似合うくらいまで、適度に傷やスレを身につけてね。それこそ、デジタルミノルタが僕の中でよみがえる、みたいなね。




関連記事