今朝は冷え込みも厳しく、少し天候が怪しかったので、Nikon D3Sをチョイスして散歩へ出かけた。気分的にだけど、一眼レフ機は言いようのない堅牢性を感じる。そこはやはり、一眼レフ機の熟成度がそう思わせるのかもしれない。
僕はいまだに一眼レフをけっこう持ち出す。そのメインはPENTAXの現行機が多いが、Nikonの一眼レフもあいかわらず現役だ。
Nikon D3S、Df、D750、D200といったところが多いかな。D70やD3000もCCDセンサー好きなのでたまに持ち出す。そのどれもが驚くほど普通に使える。そう、僕のように「写真機」として使うなら、かつての一眼レフでもなんら問題ない。
Nikonもミラーレス時代になってかなり洗練された印象があるけど、一眼レフ時代はとにかく無骨で質実剛健なイメージがあり、男の道具を思わせるボディは撮り手の気分を「ソノ気」にさせてくれるところがある。どうだろう。
そこには「カメラとレンズの匠」のような印象があるといえばいいかな。そりゃ、他のカメラメーカーだって同じといえばそうだけど、そのなかでもとりわけカメラづくり、レンズづくりに自らトリコになった会社のように思える。そんな頑固者たちがこしらえたカメラは、10年や20年経過したところで、変わらず頑丈に使えている。
それでいて、中古カメラ市場では軒並み数万円で入手できる。掘り出し物によっては数千円なんてことも。この性能とかけ離れたコスパの良さは見逃す手はない。程度のいい個体を見つけたらひとまず手に入れて試してみるといい。言いようのない安心感、頼もしさを感じるから。
これからカメラを始めようとする人なんかも、最初の一台に一眼レフを選ぶのはアリだろう。壊れたら修理は難しいが、そもそも値段も安いから使い倒す感じでいい。カメラの歴史を体験する意味でも、また光学ファインダーやメカシャッターのフィーリングを知る意味でも、悪くない経験だ。
ルーツを知るという意味ではフィルム一眼レフもいいが、このデジタル一眼レフの時代もまた、カメラ史を華やかにした黄金期だ。そこから得られるもの、感じとれるものは、迫力すら感じるものがあるだろう。Nikonの一眼レフ機を使うことは、そういう「時代の目撃者」になることでもある。
★今日の注目商品をチェック!