ふだん僕のTwitterを見たことがある人ならお分かりかもしれないが、ここ最近、ずっと月が撮りたいという思いがジワジワと僕の心の中に芽生えていて、もうエイヤッて感じでご覧のNikon Coolpix P610を手に入れたのだ。
実は僕は過去にこいつのもうちょい上位版のP900を持っていたんだけど、数年前に手放しちゃったんだよね。で、そのP900を買い戻そうかと考えていたんだけど、偶然お店でこのP610を見かけることになる。
「お、P610の方がかなりコンパクトでいいじゃん。しかもフルサイズで1440mmあれば、P900の2000mmまではいかないまでも十分、月が撮れそうじゃん」
という結論に至り、ショーケースから出してもらって動作確認なんかもしてみたんだけど、いやあ、とにかく軽量コンパクト。しかも程度もよい個体だったんで、思わず連れて帰ってしまったというワケです。
以前、Nikon Coolpix P900で手持ちで撮った写真。
今夜の月なんかを見てると、2000mmのP900をもう一度手に入れたくなる。 pic.twitter.com/CIimqdpmIq— 記憶カメラ (@KiokuCamera) December 12, 2021
以前持っていたP900はいいカメラだったんだけど、ちょっと大きかった記憶もあって、正直買い直すのは慎重になってたんだけど、もうP610はその唯一のネガティブポイントも解決してくれてる。
見た目は普通の小ぶりな一眼レフといったところ。もうこれは買いだろうと確信して、値段も比較的安かったんで決めました。
実際、ボディは超望遠コンデジとは思えないコンパクトさとスマートさ。それでいて、さっき試しに月を撮ってみたら、ご覧の通り期待通りに月が収められた。もちろん手持ちで。
しかも、これはフレームに収まるサイズで撮っているだけで、電子ズームでさらに寄れば、下の写真くらいまではいけてしまう、なんとも恐ろしい性能の子なのだ。
これも手持ちだけど、三脚に載せて撮ればもっときめ細かな写真が撮れるかもしれない。いやあ、やっぱり買ってよかったなという感動があるわけです。
ズームはフルサイズ換算で24mm〜1440mmで、超望遠カメラとしてはもちろんだけど、普通に広角でミラーレスカメラとしても迎えるんで、センサーサイズこそ小さいけどなかなか万能に使えるカメラだったりもするのである。
深いボケを求めるカメラではないけど、マクロモードもあるんで、使い方によってはこれ一台であれこれ撮るという人もけっこういるんじゃないかな。
そうそう、月がいちばん撮りたかった(手軽に手持ちでね)んだけど、数日前にオオサギを200mmで撮った際に「んー、次はもっと寄りで撮りたい」という好奇心が芽生えてるじぶんがいて、それも今回P610を手に入れる動機になったかもしれない。
最近、いつもの散歩コースの水辺に鳥たちをけっこう見かけるから、月と同様に鳥たちも超望遠で少し撮ってみたいと思う。
ということで、きょうのところはまだ作例らしき写真も無いし、操作感なんかもまだまだ伝えられるほど使いこなしていないんだけど、そのあたりはまた後日、ブログに書き残していきたいと思う。
Nikon Coolpix P610は2015年に発売されたカメラなんで、もう7年前の製品になるんだけど、僕が以前にも同じ頃に発表されたP900を使っていたこともあって、特に古さみたいなものは感じないし、それでいて値段も手頃ということもあり、これはけっこうおすすめかもしれない。
なんといってもサイズが仰々しくないから、それがなんといっても魅力的な一台だと思う。
世は万能なフルサイズミラーレスの時代だけど、こういう一点突破のカメラもなかなかおもしろい存在だと思う。少なくとも今の僕にはたまらない、手軽に持ち出せる月専用/鳥専用カメラなのである。
◎追記)少し試し撮りしたので、以下ざっと写真を貼っておきます。
まさに天体と鳥、飛行機が撮りたいと思って手に入れたカメラなんで、そういう気分の時にサクッと持ち出せる軽量コンパクトな超望遠ズームとしては合格。
今日のところはひとまずこんな感じで、もうしばらくいろいろ試し撮りしてみようかと思います。ではでは。