写真とは

今年の夏はモノクロ写真だけで撮ってみようかとか。

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FUJIFILM X-Pro3

特に確固たる理由があるわけじゃないんだけど。でも、たまにふと「これからはモノクロ写真だけで深めていこうか」と思うことはないだろうか。僕は何度となく、ある。

それは、意外と人生の時間とはそれほど長くないぞという気持ちとリンクして、どうせ写真を撮るなら何かを極めたいという思いからかもしれない。

モノクロ写真縛りにすることで僕の腕前がそれほど「極まる」とも思えないが、カラー写真と混在して撮り進めるよりは「モノクロだけの写真描写を探求する」という行為はフォーカスが絞れる。

Leica M8

いま再びそう思うのは、ここ数日間、ブレッソンや森山大道氏の写真を見過ぎて影響を受けていることは否めないが笑。(PENTAXとLeicaのモノクロ専用機の話題の影響もあるか)

世の中は美しい色の世界で構成されているんで、その色を写真に撮らない手はないし、カメラもカラーで撮ることが前提の製品ばかりなので、なにも敢えてモノクロで撮る必要はない。いや、むしろカラーのほうがリアルだ。

でも、色の数が多いことで何かが分散されているというか散漫になっている気もしないではない。まったく写真が上手ではないじぶんに対して、選択肢を絞ってやることが少しでも「ひとつのことを深く探究する」道筋になるのでは、などと考えるのである。

FUJIFILM X-T5

まあ、ここに書いていることは、世界の片隅でひっそりと独り言をつぶやいているようなものなので、これは覚悟でも宣言でもない。僕の小さな思案であり、考察だ。ある日、カラーで撮っていたとしても異論反論はご遠慮いただきたい。

さて、今年も暑い夏が来る。あなたは、どんな夏を撮る人生にしますか。

追記)その後、頭の中をモノクロ思考にしようと、iPhoneの画面設定をグレースケールに変更。TwitterやInstagramのみんなの投稿写真からYouTube動画までぜんぶモノクロで眺め始めている。ハイライトとシャドーの交錯や階調が自然と目に入ってきておもしろい。目にもやさしい感じで新鮮である。iPadも同じようにグレースケールにした。

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