じぶんメモ

カメラでも何でもいいから、新しいこと始めよう。

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米国製フィルムカメラ Kodak Signet35

このブログはいちおうカメラと名のついたブログなので、カメラ未体験の人にはカメラを始めることをおすすめすべきだとは思うんだけど、要はカメラじゃなくたって「何か新しいことを始める」ということがたいせつなんだよね、人生は。

にんげんはどうしても一つの場所に長くいるとマンネリしてしまう生き物。これは、しょうがないんだよね、誰にでも当てはまること。知らず知らずのうちに守りに入るというか、楽な方法を探してしまう。楽もいいんだけど、本当は「楽」じゃなくて「楽しみたい」はずだし、今まで味わったことのない達成感とか歓びが人生には不可欠なんだよね。

今まで味わったことのない、というのが特にたいせつで、それには当たり前だけど「今まで味わったことのないシチュエーション」にじぶんの身を置かないと始まらない。デジカメでしか撮った経験が無いならフィルムカメラを突如として始めてみるのもいいし、もし中判カメラや大判カメラをどこか敬遠していたなら、思い切って手に入れてバシャッと撮ってみるのもいいかもしれない。

Specialized Roubaix SL4 Sport
Speedo社のスイムゴーグル。

僕の経験でいうと、やはりロードバイクに乗ろうとある日思ったこととか、カナヅチなのにトライアスロンを夢見て水泳を始めたりとか、今考えると無謀なくらいの唐突な始め方だったけど、その分、これまで生きてきて感じたことのない感動とか興奮を覚えた気がする。

ある日、衝動的にNikon FEを買って帰ってフィルムカメラを始めた時の感動も忘れられないし、これまたお店で釘付けになったローライフレックス・スタンダードを持ち帰り、まるで絵本の世界のようなファインダーの中の絵を見てぶったまげたとか、やっぱり普段の行動範囲の中では出会えない歓びが「新しいこと」にはあるんだよね。

Nikon FE

まあほんと、ジャンルは何でもいいと思うんだけど、カメラは「新しいこと」が始めやすい趣味かもしれないよね。なんとなく固定化された撮り方だけじゃなくて、機材から少しガラッとやり方を変えてみるとかね。ふだん行かないカメラ屋をのぞいてみるなんてのもいいかもしれない。

あと一ヶ月もしたら、2022年がやってくる。どうせなら、じぶんを何か新しい環境に置いてみる。少し苦手だと感じてるものなんかのほうが、意外や意外、「なんだ、やればできるし、おもしろいじゃん」ということになるかもしれない。僕もそんなことを考えながら12月を迎えようとしている。

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