FUJIFILM X100 Black Limited Editionこれは昔のじぶんに言ってるようなもの。僕はずっと無趣味な人生を歩んできたと思っていて、仕事が趣味ですなんて言ってきたタイプ。
まあ仕事が好きなのはいいことなんだけど、ある時ひょんなことからカメラを手に入れてからというもの、趣味があるって人生にとって素晴らしいなと思うようになったし、なかでも写真とカメラは趣味にはもってこいと感じるようになった。
プロやプロをめざすような写真人生のことは僕には分からないけど、趣味に関していえば「写真やカメラは名脇役」なのがいい、と思ってる。
なにも目を三角にしてキリキリと気負って写真を撮る必要はない。それこそ脇役なので、ふだん通りに生活しているそのそばにカメラを置いて、ちょっと気になるシーンがあればサッとシャッターを切る。それでいいのが趣味の写真のいいところだ。
そんなだったらスマホカメラでいいんじゃないの？と言われるかもしれないけど、なんというかね、写真に気持ちをのせるというか、体温をそえるみたいな感じでいうと、やはり「カメラ」で撮るほうが温かみがある、うん。
絞り優先撮影ができるNikon FEあと、名脇役と言ったけど、カメラがあることで少し生活のリズムが変わることもある。例えば、仕事の帰り道や出掛け先なんかでちょっとスナップ散歩してみようと思えたり、きょうは撮影メインの休日にしようなんて日も出てくるから、そこはやっぱりスマホカメラよりも生活に変化が出てくる。
それと、撮れた写真。フィルムカメラなら現像に出してプリントして被写体になってくれた人にあげるあの歓び。デジカメも若い人なんかはあえてレトロなカメラを手にしてエモい写真を見せっこや披露して楽しんでる。チェキでその場でプリントして写真を楽しむなんてことも人気が再燃していて、あらためてカメラのある豊かさみたいなものを僕は感じている。
そんなこと言ったって、最新のデジカメなんて高価なんじゃないの？と思う人も少なくないと思うけど、カメラ業界くらい中古市場が整っている業界は他にないと思っていて、ビギナーにしてみれば高級すぎるようないいカメラが中古ならかなりお得に探すことができる。
カメラは実際に日常生活の中で使ってみないと相性とかが分からないところがあるから、最初は安い中古カメラでいろいろ試して、これぞというカメラが定まってきたら新品を手に入れてみるほうがむしろ賢いと思う。道具というのは少しキズがあったり使い込んだヴィンテージ感があるほうがかっこいいしね。
きょうもX（旧Twitter）につぶやいたのだけど、なんかずっと無趣味なんだよなあ…という人は、僕は絶対に写真とカメラをおすすめするなあと。僕自身がカメラを持つようになって間違いなく日々がちょっと豊かになったと実感してるんで、同じような感慨を持つ人もきっといるだろうと。
Lumix GX7MK2, BCL-1580少しでもそれもアリだなと思ったら、もう速攻でスマホで最寄りのカメラ屋を検索してのぞいてみるのがいい。で、店員さんに素人感丸出しで話しかけたらいいと思う。ほとんどの場合、店員さんも大の写真好き、カメラ好きだから、等身大の目線で親身になって相談にのってくれるだろう。
そうやって無理のない範囲で手軽なカメラを手に入れて、まずは散歩してみる。で、行くところすべてに連れ出してみる。そうしたら自ずといろんな写真を撮ると思う。SNS時代だから写真は必ず何かしら撮るものなので。で、なにげなくSNSに写真をポストしたら、必ず「お、なんか写真が変わった！いいねえ」なんて声も出てくるはず。
いつもカメラを持ち歩いていたら「写真やってるの？」なんて会話にもなるだろうし、やはり写真やカメラは最強のコミュニケーションツールでもあるので。
いい写真も、いいカメラも、その「いい」を決めるのはじぶんの価値観だから、あまり周囲の評判なんかも気にする必要はない。じぶんが「いい」と思った瞬間にライトにシャッターを切っていけば、世界に一枚しかない写真が撮れるのである。これが素晴らしいと言わずに何を素晴らしいというのか笑。
今年もついに12月へと突入して、また新しい年がその先に待っている。もし、なんか新しいことを生活のなかに取り入れたいなと思ったら、写真とカメラはおすすめです。カメラがあれば文化的にも運動的にも生活は変わる。いや、ちょっとした魔法の道具なのだよ、本当に。
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