Nikon Z6

カメラは光学ファインダーにかぎる。けれどミラーレスNikon Z6は合格だ。

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Nikon Z6

カメラは光学ファインダーにかぎる。けれどミラーレスNikon Z6は合格だ。

過去にいろんなカメラを試してみたんだけど、つまるところ「光学ファインダーのカメラ」に落ち着いた。EVFのほうが「実際に撮れる絵」を見ながらシャッターが切れるという利点があるんだろうけど、それよりも僕がファインダーに求めているのは、ナチュラルさでありやさしさだからだろう。

そんな、一度「ファインダー」に結論を出した僕が、Nikon Z6にだけは違和感を感じなかったのである。EVFなのにも関わらず。

Nikon Z6のファインダーをのぞいたことがある人なら分かってもらえると思うけど、あのファインダーは「言われなければEVFとは思わない」のではないだろうか。それくらいEVFの印象を打ち破るナチュラルさとやさしさがある。

僕が週末にカメラへ求めるのは、ハイテクな感覚ではない。平日の少々デジタルに囲まれすぎて疲弊している脳や体をクールダウンさせてくれるモノやコトと一緒にいたいんだ。カメラも例外ではない。

その点、Nikon Z6は僕にやさしい。最新のミラーレス機であるにも関わらず、どこか人間くさいというか、ちゃんと体温を中心において設計された、そんなカメラに思えるんだ。

もちろん、従来からの光学ファインダーのNikon機に慣れ親しんだ人から支持されることも意識してのことだとは思うけど、だとしてもここまで自然な見え方のEVFを搭載しようと考えたNikonという会社は、やっぱり「ずっとカメラ界をリードしてきた、いかにもカメラ屋」だなあと思うわけである。

Nikon Zシリーズがここまで自然な見え方のEVFにこだわっていなかったら、僕はフルサイズミラーレスを手にしていなかったかもしれない。各メーカーのフルサイズミラーレス機を触り比べはしたけれど、どうしてもフルサイズミラーレスが欲しかったわけではなく、Nikon Z6が欲しかったんだ。このファインダーを搭載してくるNikonの心意気みたいなものに惚れてね。

そういうところに手を抜かないんだったら、目に見えないところも妥協していないだろうし、ぱっと見では分からない使用感や耐久性もきっと信用できると思っちゃうんだよね。フィルム時代からNikon Dfまで信じられたように、次の100年を拓くZ6も信じられるとね。

慌ただしかった平日もようやく終わり、週末前夜を迎えようとしている。あのファインダーをのぞけると思うと、心がゆるりとリラックスしていくのがじぶんでもちょっと分かる。そういう「気分」に作用してくれるカメラこそ、僕にとっては「機能」より大事なカメラなのである。

そうそう、せっかくFマウントレンズが装着できるFTZアダプターも一緒に購入したんで、オールドニッコールも一度装着して試してみようかな。MFレンズでも、あのファインダーならピントも合わせやすいだろうし、違和感も感じないだろうからね。そうだ、そうしよう、癒しの週末のために。

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