Leica IIIa

見て、読んで、実におもしろい。木村伊兵衛氏の「僕とライカ」。

木村伊兵衛氏のエッセイ本「僕とライカ」の表紙から。

見て、読んで、実におもしろい。木村伊兵衛氏の「僕とライカ」。

再び台風がきそうな午後ということで、庭の片付けをした後、おとなしく自室でカメラ関連のKindle本を読み始めたんだけど、ストック本じゃなくて新しい本が読みたいなと「ライカ Kindle」で検索すると出てきたのである、木村伊兵衛氏の本が。

雑誌ならともかく、この手の写真家の書籍なんかはあまり電子書籍化されていないんで、見つけた瞬間「おっ!ラッキー」とか思いながらすぐ購入してダウンロード。窓の外のどんよりした空気とは真逆で、実に痛快で爽やかな気分で木村伊兵衛氏の人となり、写真とその思いみたいなものに引き込まれて過ごした。

おもしろいのである。ライカ使いのスナップの名手としてその名を耳にすることの多い木村伊兵衛氏。僕はパリの街をカラーで撮った写真集と、写真雑誌でたまに見かける代表的写真くらいしかよく知らなかったんだけど、やっぱりこういう人間性まで紐解いた本をしっかり読まないと、印象だけじゃ駄目だなあと思った。

僕の中の木村伊兵衛氏の印象は、もっと静かで口数の少ない孤高のスナップ写真の巨匠といったものだったけど、この本にはもっとずっと人間味あふれる木村伊兵衛氏の痛快な語り口が描かれている。掲載写真にももちろん惚れ惚れしたけど、巻末前の対談ページなんかは特に愉快でニヤニヤしながら読めたりして、なんだか木村伊兵衛氏のイメージがガラリと変わったんだよね。

本の中身は読んでのお楽しみということでここでは多くを語らないけど、雨の中、本屋へ行かずとも1000円ちょっとで今すぐダウンロードして読めるなんて、なんて幸福な時代を生きてるんだと思える一冊。少なくともライカとスナップが好きな人なら買って損はない一冊だと思います。

間違いなく言えるのは、写真とは撮る人の内面が大きく影響するわけだけど、機材も写真の大切な一部なんだなということ。ヘクトールとタンバールが欲しくなることは内緒だけど笑。

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