フィルムカメラ

正直いまのフィルムは高価だけど、一枚◯円と考えるとどうだろう。

Fujifilm 業務用100

Twitterを見てたら、6月から値上がりした富士フイルムの業務用100/36枚撮りが一本¥780という値札の写真が流れてきて、思わず「たかっ!」っと反応してしまった。だって、つい先日までは¥400円台で、その少し前は¥300台だった気がする。24枚撮りなら僕がフィルムで撮り始めた頃は¥200だったから、フィルム全盛期の昔よりは高価だとはいえ、まあ買う時にそれほど緊張することなく買えた。

大抵のフィルムが一本¥1,000も珍しくない時代に、この富士フイルムの業務用フィルムは画期的に安価なフィルムで、このフィルムが存在したおかげで、それほどフィルム価格の高騰を気にせず撮影を楽しんでいた人は少なくないと思う。

でも、そんな最安値フィルムもついに一本¥800近い値段になり、海外用のC200なんかと変わらない値段になった。これはかなりパンチあるなと。30%以上の値上げとはさすがに尋常じゃないなというのが、率直な感想である。これに実際は現像代とデータ化代がのっかるから、どうだろう、フィルム一本を楽しむ価格は¥2,000くらいにはなったんじゃないだろうか。

この一本あたり¥2,000と聞くと、ちょっと引いてしまうよね、やはり。でも、この価格、本当に高価なんだろうかと。ちなみにフィルム一枚あたりで割るとどうなるだろう。仮に¥2,000を36枚で割ると…「一枚あたり¥56程度」となる。あれ? 一枚あたりでいうと、やっぱりフィルムって実は言うほど高価じゃないんじゃないかと思えてくる。一枚あたり数十円なら、あいかわらず趣味の値段としてはかなり安い部類なんじゃないかと思えてくるわけだ。

今どきどんな遊びでも、いい大人が遊ぼうとするととても数十円から楽しめるものなんてない。アイスクリームでも今どき¥100以上するし、菓子パンだってそうだ。そう考えると、一枚あたり数十円でまだ楽しめるのは、物価としてはちょっと間違いなんじゃないかとさえ思えてくる。そう、値上がりしてもなお、フィルムを楽しむための値段は僕らにやさしかったりするのである。

なんか妙に納得感を感じているじぶんがちょっと怖かったりもするけど、まあでも、フィルムは決して高価ではない、どうかしたらまだまだ最安値のお店の趣味なんじゃないかと思うのである。富士フイルムにせよ、海外製のフィルムにせよ、実はとんでもない企業努力によって、全然法外とはいえない価格を維持してくれているのだ。

そう考えると、フィルムメーカーには感謝しかない。こんなデジタル全盛の時代に、まだこんな駄菓子のような値段を維持し続けてくれてるんだからね。なんだかじぶんを妙に納得させてる感は否めないけど、まあ言いたいのは、冷静に考えるとフィルムはまだまだ他の趣味なんかより、かなり割安で楽しめる趣味なんじゃないかということ。

もちろん、デジカメであればその一枚あたり数十円とあうコストすらかからず、数百枚とか異常な枚数を撮っても一切お金をかけず楽しめる。それと比べたらフィルムは割高だけど、その分フィルムカメラは中古でかなり安く手に入れることができるし、浮いたカメラ代予算でかなりのフィルムを買って現像、スキャニングができると思えば、フィルムは奇跡の遊びなのである。

一枚数十円であのフィルムの独特の世界観を楽しめるなら、これはアリだ。まやかしかな? いや、これは決してまやかしなどではなく、子どもでも分かる簡単な計算の話なのである。変だろうか? いや、僕もフィルム価格も結構まともなレベルにあるんだ。子ども料金のようなね。僕らはまだまだ幸福なフィルムカメラ時代を生きているのである。

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