当時の愛称はジャーニーコニカ。毎日が旅になる。
僕がこのKonica C35を手に入れたとツイートした時、フォロワーの方が検索して調べてくれて「ジャーニーコニカというらしくて、アクティブに動かれているあなたにびったり」と教えてくれた。僕がアクティブかどうかは置いといて笑、購入時にフィルムコンパクトの知識がなかった僕はそう教えてもらって途端にこのC35に愛着がわいた。そもそもこのカメラを購入したのはそのフォルムへの一目惚れ。お店の人もハーフカメラのOLYMPUS PENなんかと比較してC35のよさみたいなものを、おすすめしてくれたし、同じようなカメラで最後はOLYMPUS 35EDと悩んだけど、最後はほんとうに直感でC35にした。
購入する時に店員さんと常連客さんがズイコーとこのヘキサノンというレンズの評判も説いてくれて、結果としてヘキサノンを選んだわけだけど、やっぱり直感を頼りにしてよかったかな。まあ僕の腕の問題もあってネットなんかですこぶる評判のいいヘキサノンのシャープな実力は実はあんまりわかっていないんだけど、そんなことよりもこのヘキサノンというレンズの呼称がかっこよくて愛着がわく何かがある。つまり僕の腕さえあれば、ほぼシャッターを押すだけのこのカメラで、その手軽さとは裏腹なキレのある写真が撮れるポテンシャルがあるということ。そういう羊の皮を被った狼的な実力に男は惹かれるのである笑。
このジャーニーコニカ、発売されたのは1968年で、当時の日本のコンパクトカメラの普及にいちばん貢献したカメラといっても過言じゃない存在だったらしい。そういう意味では、こどもから大人まで誰もが簡単に写真を撮れることをめざした、それも家族間のコミュニケーションから旅の友までカバーする包容力を持ったなんとも頼もしいカメラ。その裏には開発者たちの匠の技術が詰まっているからこそで、その日本の当時のカメラ技術を濃密に詰め込んだ真の実力は、他に詳しくネットに情報をあげてくれている人がたくさんいるので、ぜひそちらで調べてみてほしい。僕のこのブログでは、機能的な報告よりも、このカメラを持つことで日常がどんな風に豊かになるのか、そんなことを今後ポストしていけたらなと考えている。今のところ言えるのは、このKonica C35を持てば”毎日が旅のようになる”ということかな。