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何を隠そう、実は僕はデジカメもけっこう所有している。いま手元にあるのは、RICOH GR、Nikon D300、Nikon Df、Leica M-P typ240、FUJIFILM X-E2、Leica X2、そして最近仲間入りしたOLYMPUS PEN-Fだ。こうして数えてみると7台もあったのかと少し驚いてるけど。
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もちろん所有台数でいえばフィルムカメラのほうが多い。それでもデジカメもけっこう数があるのは何もコレクションしているわけではなくて、実用するからある程度使い分けを想定して手に入れていて、しっかりフィルムカメラとデジカメを併用しているのである。
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ただ、傾向はあって、スナップ用カメラか、フィルムライクなカメラだということ。D300だけ少し異質かもしれないけど、単純に本格一眼レフ機で息子のスポーツ行事なんかを撮ることもあるから、それはそれで所有し続けている理由はあったりする。
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けれど、こうやって揃ったカメラたちを俯瞰で眺めてみると、まあメジャーなカメラは一台も持っていない。どこか本流からズレたカメラというか、一癖ある潔い方向性に振ったカメラが多い。あまり人が持っていないカメラ、ということになるんだろうか。やはりじぶんはひねくれてるなと思ったり。
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それでもデジカメは僕のカメラ生活に無くてはならないモノへとしっかり定着した。ひと頃はカメラはGRだけだったんだけど、ある日フィルム一眼レフに出会って以来、「スナップ」と「フィルムライク」というじぶんの中の嗜好が見えてきて、そのモノサシにそったデジカメであれば積極的に使ってみようと思えるようになったのである。
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ただ、そんなだから、デジカメの作法もちょっと普通とは違うかもしれない。ISO感度やホワイトバランスなんかは「オート」にはしておらず、一回一回持ち出すたびにフィルムカメラのように値をセットする。モニターもオフにしたり見なかったりでそこにデジカメの便利さはない。レンズもマニュアルフォーカスが多いから、そうだなあ、デジカメの恩恵としてはまさにフィルム代がかからないのと、現像に出さなくていいことということになる。
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それでも高感度であることや、シャッタースピードが高速で切れることは物理的にもメリットで、それでスナップの幅が大きくひろがるということはある。実際にフィルム代や現像代がかからないから、日々の愛犬との散歩へ持ち出すのはもっぱらデジカメだし、アダプターを介してオールドレンズを楽しめるのもなかなか気に入っている。
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まあ、写真の雰囲気はフィルムのほうが豊かなんじゃないかとかいろいろ意見はあるだろうけど、いかなる時もシャッターが切れるというのはフィルムカメラやデジカメを問わない使い方のメリットだし、もしこれから先、仮にフィルムがこの世から無くなることがあっても、僕にはデジカメだってあるという安堵感はどこかある。理由をあえてあげればそんなことになるけど、単純に好きなんだよね、デジカメも。好きになったというのが正確かな。最初に書こうと思ったことと若干論点がズレてる気もしなくもないけど、まあつまりデジカメもいいよ、という話でした。
〈追記〉その後のデジカメたち
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で、その後だけどNikon D200が仲間入りした。D300があるのに何故似たような一眼レフを…と言われそうだけど、カメラに詳しい人なら分かると思うけど、このD200はCCDセンサー機なんだよね。実はCCDはずっと興味があって、D300を購入する時も最初はD200を検討してたんだ。で今回めでたく僕の手に。写りはね、期待通りだった。これは買いだと思う。
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そして、いちばん最近手に入れたのが、このSIGMA dp3 Quattro。SIGMA製品はその実直な姿勢が好きで、レンズも気になっていたんだけど、どうせならボディも体験したいと思い、sd Quattroと検討した結果、コンパクトなdpシリーズを選んだ。Foveonセンサーの解像度はやはり圧倒的。セイケトミオさんが使うdp3は中望遠で、僕の好みにもばっちり合ったということも大きい。
というわけで、その後のデジカメも追加してみた。もうそろそろボディは要らないんじゃないかと思うけど、どうだろうなあ。僕にも先のことは分からない。でも、この先カメラが増えるとしたら、それはフィルムカメラじゃなくてデジカメのような気はしてる。さて、どうなるやら。