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ヨンサンハチロクがやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!

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ヨンサンハチロクがやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!

ビートルズの映画邦題を真似て申し訳ない。でもそれくらい嬉しいのである。なかなかお店で巡り会えなかったヨンサンハチロク、思いきってオークションで注文していたものが三連休を前に金曜夜に届いたのである。

フィルムニコンを所有する人にはおなじみだと思うけど、そうじゃない人は「は?ヨンサンハチロクって何?」という感じかな。そう、この写真のレンズのことで、フィルム時代のNikonが作った国産初の標準ズームレンズで、焦点距離が43-86mmというちょっと変わった数値だから、ヨンサンハチロクと愛着を込めてみんなに呼ばれている。ここ数日、偶然にもTwitterのファロワーさんの中にもヨンサンハチロクを手に入れられた方々がいて、このレンズの特徴なんかをツイートしてくれていたから、それもリンクで載せておきます:)

このレンズの誕生は1963年、昭和38年と僕よりより年上の年季の入ったレンズ。なんといっても見た目の特長は、このヒゲ?と呼ばれるカラフルなラインだろう。正直、独特の焦点距離以上にこのデザインに惹かれたところも大きい。詳しい特長はリンクを読んでもらうとして、ざっと読むに、とにかくコストを抑えて軽量で作られたレンズらしく、手に持った感触もMF単焦点レンズと変わらない軽量感で、期待した通りの身軽さだ。僕が手に入れたものはAiタイプなんで、手持ちのフィルムカメラNikon F2やFEはもちろん、デジタル一眼レフのNikon Dfでも簡単に使うことができる。ふだん僕はフィルムでもデジタルでも単焦点レンズばかり使っていて、望遠レンズはAF70-210mmを持ってはいるんだけど、もっと手軽に持ち出せるズームレンズが一本欲しくて、少し前からネットなんかで人気のズームレンズの情報を探していたんだよね。そこで目についたのがこのヨンサンハチロクだった。

まあコストを抑えたシンプルなズームレンズということで、写りのほうは特に名玉というわけではなさそうだけど、その控えめな性能と愛らしいフォルムでニコンユーザーたちには愛されてるところがあって、僕も同じくヨンサンハチロクがとても愛おしく思えた。でもふだんよく行くカメラ屋ではなかなか巡り会えなくて、ちょっと不安ではあったけどオークションで手に入れたわけである。週末に試し撮りしてみないと何とも言えないけど、ひとまず届いたレンズはなかなか程度もよくて、ヘリコイドもしっかりとした感触。いくつかあった出品モノの中から入札ものではなくて、少し高めの即決価格ものにして正解だったかもとひとまず取引にホッとしている。作例はまた今後のブログの中で追い追い紹介するということで。それにしても、オールドレンズはやっぱりいいなあ。当時の開発者たちの夢が詰まってる感じがして、手にするだけでもワクワクする。想像以上の写りだと嬉しいなという思いはあるけど、半世紀以上前のレンズをこうして安価で手にすることができる感慨だけでも、僕はとても意味があることなんじゃないかと思ってる。

明日から台風接近というニュースも気にはなるけど、三連休前にこうして念願のレンズが届いたわけだから、写真の神様は台風すらも進路をずらしてくれるんじゃないかと密かな期待をしている笑。撮る前のブログなんでなんだか性能説明や作例紹介もなく、気分だけの記事になってしまったけど、まあそれくらい嬉しくて思わずブログを書いたということで、ヤァ!ヤァ!ヤァ!(↓下に非Aiの43-86紹介しておくけど、どうせならAi仕様のものを見つけたほうがいいかも)

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