Leica IIIa

もしかしたら、いま強烈に欲しいカメラやレンズ、無いかもしれない。

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Leica IIIa, Elmar 50/3.5

いや、じぶんでも確信は無いんだけど、某クラカメ博に立ち寄って、あれだけたくさんのカメラやレンズを目にしたのに、何も買わずに会場を後にしたじぶんがいたんだよね。行く前は割と買う気満々で行ったんだけどね笑。

もちろん、多種多様な機材を見たり触ったりするのは楽しいし、ふだんお目にかかれない珍しいカメラなんかもあったから、それはそれは痛快な空間ではあるわけだけど、なんか具体的には「いまこれ欲しい!」という衝動には駆られなかったというかね。

で、ふと思うに、僕はもうある程度じぶんにとって目ぼしい機材は確かめちゃったのかもしれないと。もしくは、いま所有しているカメラやレンズたちでけっこう満足しちゃってるのかなって。フィルム機からデジタル機問わず三十台くらいあるから、それはあり得るし、実際、断捨離したモノたちも足し上げると五十台くらいは体験してるから、いま手元に残ってるカメラたちは「じぶんの中で研ぎ澄まされたカメラたち」なのかもしれないと。

まあ、いまこの瞬間の気分だけかもしれないし、この先カメラを一台も買わないことはまず無いと思うけど笑、でも今はとにかく「機材としては満たされている」かもしれない。機材云々はもうよくて、それより撮ろうよ!ということなのかもしれない。どうなんだろうね、じぶんでもはっきりとは分からない。けれど、いまがそういう時期なのなら、それも良いかもしれない。手持ちのカメラにもっと目を向けて、「広く」より「深く」を追求してみる。そんなことを、フィルムライカたちを触りながらいま、ふと考えている。