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まだ一本しか試し撮り現像していないんだけど、なかなか感動的な使用感だったんで、まずはそのことだけブログに記しておこうかなと。Minolta X-700のことは前のブログに触れてるんで、まずはそちらを見ていただくとして。
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![](https://kiokucamera.com/wp-content/uploads/2020/04/2A871B4A-32F9-4131-A5E3-AAD3B33A10AE-scaled.jpeg)
ぱっと見はプラ製でちょっと不人気の時代のフィルムカメラと思われるかもしれないけど、実物の質感はすごく良い。八百富さんも毎度褒められていて、その通りだなと。
久しぶりの
MINOLTA NEW X-700いいカメラです。
外装は樹脂なのですが、樹脂特有のチープ感がない素晴らしい外装です。いつも書いてますが、このカメラに搭載されたスクリーンがこれまた最高。アキュートマットというやつです pic.twitter.com/CjK9B1k9rY— 八百富写真機店 ヤオッター (@yaotomicamera) March 30, 2020
そして、初めて試し撮りに連れ出したその使用感の感想だけど、これがまた言葉にならないほどジワジワとくる、とても心地いい撮影体験だった。まず、一眼レフとしてはその軽量コンパクトな持ち出しやすさがいい。首からぶら下げても苦にならない、とても軽快なカメラなんだ。
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そして、このX-700はミノルタが後発ながら満を持して採用してきたプログラムモード搭載機なんで、まずは試し撮りとしてはすべてプログラムモードで撮ってみた。ピント以外はカメラ任せにできるプログラムモードなら、その美しいファインダーで画角を決める世界に集中できる。
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写りの描写のほうはレンズNew MD 50/1.4とフィルムKodak Gold200が形づくるわけだけど、プログラムモードの恩恵もあってか、男っぽいボディだけどとても洗練された女性的な美しい世界を描き出してくれる。極上のファインダー体験がそのまま仕上がりにも直結しているかのようで、とてもうれしい。
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フィルムを巻き上げるトルク感と滑らかさも特筆すべき仕上がりと言っていいと思う。僕の中でミノルタといえば、とにかくレンズが優秀で「ロッコール最高」というイメージがあるけど、ボディの仕上げだって負けちゃいない。とても職人的である意味ギーク的なこだわりをビンビン感じるんだ。
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あまりにも使い心地とその描写が気持ちいいんで、土曜日の今朝も愛犬との散歩にX-700を連れ出して、春めいた辺りの道端を撮り始めたら、36枚撮りフィルムを二本も撮り終えてしまった。ほんと、シャッター切るのが気持ち良すぎるから、次々と滑らかなリズムで撮っちゃうんだな笑。
これはね、はっきり言って買いです。程度のいいX-700を見つけたら、絶対手に入れてアキュートマットスクリーンの極上ファインダーで世界を眺めてみた方がいい。そして、かつてのミノルタがどれほどまでに美意識の集団であったかを目の当たりにしてほしい。そんなことを思わせる魅惑のカメラです、X-700。