Nikon Z6

Zマウントの望遠ズームが出たら欲しいかな。Dfは単焦点オールドニッコール専用機にして。

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Nikon Z6, FTZ Ai-S 50/1.4

Zマウントの望遠ズームが出たら欲しいかな。Dfは単焦点オールドニッコール専用機にして。

この写真は望遠レンズではない。Z6にFTZアダプターを介してAi-S 50/1.4で撮ったもの。奇跡的にね、普通の標準MFレンズで蝶の姿を撮ることができたんたけどね。

Nikon Z6をしばらく使ってみて思うのは、これまでデジタルの一眼レフに任せていた利便性とか実用性を伴う撮影は、これからはミラーレスでいいかなということ。それは、僕のライフスタイルでいえば、できれば失敗したくない家族の写真なんかを撮るシチュエーション。

家族の旅行や、息子の行事の写真。僕が撮影を楽しむというよりは、思い出に残したい一度しかないシャッターチャンスの写真。それにはズームが有難かったり、高感度が便利だったり、オートフォーカスが正確だったり、とにかくハズさない写真が撮れるカメラの方がいい。そんなシーンには、これまではNikon Dfを持ち出していた。

けれど、フルサイズミラーレスのZ6を使ってみると、逆にあらためてDfならではの良さも再認識する。それは、マニュアルフォーカスのオールドニッコールは、やっぱりDfで楽しみたいなということ。Dfだって普通に現代の一眼レフとして遜色なく使えるんだけど、DfというカメラにはやっぱりMF単焦点レンズが良く似合う。Dfの個性が、Z6を使うことでより鮮明になったんだよね。

Nikon Df

極々たまになんだけど、息子のスポーツ大会の写真用に、Fマウントの望遠ズーム AF-S 70-300mmを持っていて、年に何度かDfにこのレンズを付けて撮ってるんだけど、これからはそんな時はZ6の出番かなと。当面はこの70-300mmをFTZアダプターを介してZ6に装着しようかと思うけど、そのうちZマウントで比較的お得な望遠ズームが登場したら、もう望遠ズームはZマウントへ移行して、Fマウントはオールドニッコールだけでいいかなって。

感覚的には「過去から現在はDf」、そして「現在から未来はZ6」、そんな使い方になるかなって思ってる。僕はフィルムカメラの延長線上でデジカメを楽しんでいた人間なんで、これから先もデジカメには特に高機能は求めずにNikon DfとLeica M-P typ240があれば十分かなと思ってたんだけど、Nikonがね、僕を少しだけ未来へと誘ってくれた。Zマウントがね、少しだけ過去や現在だけでなく未来も見てみようよ、と誘い出してくれた、そう思ってる。

Nikon Z6

まあ、とはいえ、特に瞳AFを使うシーンがあるわけでもなく、フィルムライクな写真好きのおじさんには宝の持ち腐れ感がかなり凄いわけだけど笑、まあNikonさんにはフィルムニコンたちで夢を提供してもらってるから、Z6はNikonの未来を応援する一票のような出会いだったかもと思ったりもしている。

少し前の記事に、Nikonがフィルムニコンの楽しみ方を提供するNICO STOPという活動のことに少し触れたけど、あの活動はやっぱり素晴らしいと思うんだよね。だって、往年のフィルムニコン機が売れたところでNikon社には売り上げ数字は生まれないわけだけど、それでもNikonはカメラ経済を回すことで自社の現行モデルの活性化にもつながると考えた。そして、僕はまさにその方向性にのって、Z6を手にしたんだよね。これが真の強いマーケティングだなと。

写真そのものは、撮影機器は確かに何だっていい。もちろんスマホカメラだってずいぶん優秀になったから、それでクリエイティビティをフル回転させて写真を楽しみことだってOKだしクールだ。でも、カメラのあの佇まいや道具感、カメラと共同作業でシャッターを切って写真を創造する感覚は、もっとたくさんの人に知ってもらいたいところでもある。フィルムカメラでも、ミラーレスでもいい。じぶんの感覚と合うカメラとの出会い。そんなことを妄想しながら、僕はきょうも世界の片隅でこのブログを書いている。

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