
これは気分転換とも言えるし、描写が変わるとも言える。いや、そりゃただの素通しガラスのファインダーなわけだけど、とにかくまだ装着したことがない人は、一度装着してみてほしい。その見事な美しい眺めに驚くから。
その光と対峙するような美しいファインダーの眺めは、僕はあのライカM3の世界一のファインダーに匹敵すると思ってる。いや、冗談でも誇張でもない。それほどまでに、この純正ファインダーの出来は素晴らしい。
RICOH GRは間違いなく世界最高のスナップシューターだけど、唯一、ファインダーがないことだけが残念なポイントだ。もちろん、ファインダーがないことの恩恵も多々あるのだけど、でもやっぱり写真機とは「ファインダー」なのだ。




この光学ファインダーをのぞくのは「画角をそれとなく確認する」に過ぎない。ピント合わせは普通にRICOH GR本体がするわけだから。でもね、そのチラリとファインダーをのぞく所作こそが大事だ。目の前の光景との対峙だから、写真は。
RICOH GRシリーズを使っているユーザーは多い。僕が使い始めた頃は、まだほんの一部の人たちのものだったけど、いまやスナップをやる人は大抵持っていたりする人気アイテムだ。それらの人の中のどれくらいの人が外付けファインダーを利用しているかは分からない。




でも、たとえば毎日使っていて少々マンネリ気味とかいう人や、なんか最近はGRで撮れる写真に新鮮味がないという人なんかは、もう絶対におすすめだ。2万円ちょいくらいでファインダーをつければ、それはカメラを買い替えるか、レンズを新しく買い替えるくらい、いやそれ以上の変わり感が得られる。
まあ、推しはこのへんにしておこう。ではでは。
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