Leica X2用の外付けEVFとして注文していたOlympus VF-2が、驚く速さでAnazonから届いた。土曜日の午前中に注文して休み明けの月曜日に届くのは凄いとしか言いようがない。ほんと便利な世の中になったもんだ。
ひとまず箱から出して装着してみた。デジタルライカ使いのひとにはおなじみかもしれないけど、ライカの製品にEVF2という外付けEVFが存在するんだけど、このオリンパス製(正確にはEPSON製かな)のEVFは中身は同じ製品といわれていて、実際にLeica X2やtyp240に使用することができる。購入したカメラ屋さんで聞いていたのと、Twitter上でも同じことをお聞きし、今回チョイスしてみた。
細かいスペックなどは他の詳細サイトなどをのぞいてもらうとして、僕はひとまず外付けEVFを装着しようと思った理由なんかを少し書いておきたいと思う。
Leica X2はバルナックライカよりさらに横幅が小さく、実に軽量でコンパクト。基本は背面の液晶モニターをファインダー代わりに撮影する、いわゆるRICOH GRなんかと同じ感覚のコンデジだ。ただし、ライカ社は前機種のX1からX2に進化する過程で、このEVFが装着できる仕様にバージョンアップされ、同時にライカ製EVFを登場させてきた。つまり、X2の開発者たちの「X2はできればEVFをつけて楽しんでね」というメッセージが見て取れる。
僕は、購入してしばらくは背面モニターで楽しんで、行く行くは光学ファインダーを装着しようと考えていたんだけど、ネットでいろいろX2のことを調べているうちに、この「外付けEVFと同時発売」を試みたLeica X2の楽しみ方みたいなものに触れ、最後はライカ公式のYouTube動画でEVFが実に自然体で使用されているのを見て、購入を決めた。
ただし、ライカ製のEVF2という製品は驚くほど高価。6万円ほどするなかなかの価格で、EVF単体にそこまでコストをかけるのはちょっとというのが正直なところ。そこで、このオリンパス製のVF-2の選択ということになる。いわゆるOEM製品で中身は基本的に同じながら、約1/3の価格で新品が手に入る。しかも、何がいいって地味なのがいい。ライカ製のものは前面に白抜きの「LEICA」のロゴがかなりの大きさで鎮座する。それと比べるとオリンパス製はロゴの大きさも色もとにかく控えめだ。価格も見た目でも僕のチョイスは迷わずオリンパス製だった。
とはいえ、X2のボディ前面にはライカロゴの赤バッジが鎮座してるんで、所有している全身真っ黒なLeica M-P typ240に比べると街中では少々目立ってしまう気がするんだけど、どうだろう。僕が気にしすぎだろうか。でも、この赤バッジをふさぐCloak for Leicaの購入もいま検討しているところ。スナップする分には、目立たないことは最上の性能だと思ってるから。
で、その外付けEVFの感触だけど、想像したより凄くいい。装着例を写真で見た時はちょっと端正なボディデザインを損なう形状かなと思ったりもしたんだけど、これが実物は実に軽くコンパクト。プロダクトデザインとしても悪くない、というかかなりいい。やっぱりプロダクトは実物を見て触れるべきだなあということを再認識した。ちょっとファインダーをのぞいてみたけど、これがまたなかなかクリアで良さげな印象。というわけで、装置した感触だけでいえばすごく撮る気をソソる外付けEVF。まずはしばらく、じっくり使い倒してみるとしよう。