写真とは

写真とは、シャッターさえ押せば世界にひとつだけのものが作れる。

アフィリエイト広告を利用しています
Ricoh GR モノクロ

何かをオリジナルで表現しようと思ったら、何にしてもかなりの労力を要する。絵にしても、陶芸にしても、編み物にしても、音楽にしても、プロダクトにしても、おそらく世界にひとつしかないオリジナル作品ですというからには、創作にそれなりの時間を要する。でも、写真なら撮れる。

もちろん写真だって本気で撮っている人たちは相応の時間を準備に費やして、熱量のある一枚をやっと撮る。だから、そういう意味ではかなりの労力を要する表現であることには変わらない。でも、行為だけをとるとシャッターを押すだけでもある。景色やスナップを撮るのならシチュエーションから多大な準備は必要ない。歩く労力は必要だけど、家から5分のところで撮れないかというと、撮れる。なんだったら家の部屋の窓からだって撮れる。

僕はこれ凄いことだと思っていて、誤解を恐れずにいえば、写真なら誰だってシャッターさえ押せば、世界にひとつしかない写真というオリジナル表現が作れるんだ。こんな素敵な装置、使わない手はないと思う。いい写真であるかどうかなんかは人による主観だから置いといて、世界にひとつしかない表現物を誰もがシャッターを押すだけで創造できるものなんて、僕は他に知らない。極めてシンプルな行為なのに、極めて独創的な表現が作れる。だから、もっと世の中の人は写真というオリジナル表現をどんどん量産して楽しめばいいのにと思う。

人によって、その瞬間ごとに、同じモノはほぼ再現できないからこそカメラはおもしろいし、そんな素晴らしい行為がシャッターを押すだけで誰にでも可能になる。考えれば考えるほどカメラを開発した人は天才だと思う。

関連記事