普段のスナップ用カメラをKonica C35にして10日間。その使い心地について。
結論から言うと、とてもいいのである。なので、これからフィルム始めようかなと思うひとのために、こうしてブログを書いていたりする。近ごろ僕のポストはフィルム関係ばかりだけど、そういうことなのである。
これまで僕の平日の仕事鞄の中に入っていたのはRICOH GR/APS-Cで、デジタルの手軽さと28mmの軽快さでそれこそバンバン撮っていた。それと比べると、フィルムで撮り始めたら撮影枚数はおのずと減ります。フィルムはやっぱり貴重だから、一枚一枚それなりに考えて撮る。この行為がスナップに対する考え方を少し変えてくれます。
たくさん撮れば何枚かいいものが撮れるかも、という感覚から、その一枚でいいものを撮ろうみたいに変わってくるということかな。
とはいえ、撮影が面倒になるということでもない。このKonica C35なんかはプログラムAEで撮れるカメラだから、操作といえばピントを合わせることとシャッターを押すだけ。露出は自動でカメラが調整してくれる。
僕も最初はピントを気にしながら撮り始めたけど、38mmレンズ(f2.8 テッサー型レンズ ヘキサノン)らしく街のスナップを撮り始めたらピントはほぼ無限遠∞で一定でOK。つまり、ほとんどがシャッターを押すだけなんだよね。手軽でしょ?もはやすべてオートのコンデジなんかとなんら変わらない。
フィルムと言うとなんか面倒に思えるかもしれないけど、そんなことはまったくなくて、僕はけっこうGR感覚でフィルムスナップを楽しんでいます。
使用フィルムはFUJI FILM業務用100/24枚撮り。一本200円で手に入れてるから、一枚あたり8.3円。現像代やデータ化代を入れてもどうだろう、一枚あたり数十円。これなら、コストも思ったほどは気にならないでしょ。それで撮れる写真が明らかにデジタルとは違う風合いとなれば、これは試してみる価値は十分あると思います。
ちなみに僕のカメラKonica C35は中古カメラ店でたしか一万数千円だったと思う。半世紀前の品とは思えない超美品だったけど、もっと安い数千円の掘り出し物はいくらでもあるし、ちょっとメカに詳しいひとなら数百円のジャンク品を買ってきてじぶんでネット上の記事なんかを見ながら修理して使える。
この時代の機械式カメラは修理しやすいように作られているから、今のデジカメのように壊れた時に打つ手なしということもない。Konica C35は水銀電池を使いプログラムAEなんで露出計が壊れるとss1/30でしか撮れなくなるけど、まあそれもカメラ修理のお店に頼めば簡単に直りそうだしね。
というわけで、フィルムやりたいけど面倒くさそうだよなあ、と感じてるひとは、試しにぜひ始めてみてください。僕ぐらい面倒くさがりのにんげんでもやれちゃうので、全然大丈夫だと思います。
今は現像も一時間半、長くてもその日のうちにあがってくるし、SNSにアップするためのデータ化もお店で簡単にお願いできる。フィルムを楽しむにはむしろ現代がとても便利に楽しめるのかもしれません。あしたはいよいよ週末。フィルムカメラとどっぷり過ごせてたのしみ。では。
〈追記: ↓その後、C35は 大活躍となるのである〉
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