いやあ、おもしろかった。やっぱりオールドレンズをデジタルで楽しむのもアリだなあ、と素直に思えるワクワクさがそこにはある。きょう僕が組み合わせたのは、1966年に登場したいわゆる「緑のロッコール」と呼ばれるひとつになるのかな、MC Rokkor-PF 55mm f1.7とフルサイズミラーレスNikon Z6だ。
率直に言って、このレンズは買いじゃないだろうか。ミノルタのレンズの優秀さはクラシックカメラに詳しい人たちから頻繁に聞くこともあって、僕の中の印象としてはすごぶる高いんだけど、それでいて値段はずいぶんと買いやすい価格帯。僕はMinolta SRT101を購入する際に一緒にこのレンズが付いてきたんだけど、それを考えてもかなり破格のレンズなはず。
SRT101に装着するだけでも楽しいのに、こうしてデジタルでも時空を超えてその味を堪能できるというのは、ほんと「一粒で二度美味しい」という感覚。オールドレンズらしく逆光ではフレアなんかも出る一方で、それを暴れすぎないようにZ6が柔らかく制御するような味がまた楽しい。
ボディに装着したルックスもクールだし、これはもう大人の遊び道具としては最高という他ない。アダプターだってK&Fのものなら五千円を切る価格で手に入るから、僕はこの他にもF.ZuikoやNew FDといったフィルム時代の往年のレンズ用アダプターも入手してみた。まずはMC Rokkorからスタートしたわけだけど、これは俄然続きが楽しみになってきた。
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