RICOH GR

写真を撮る時間は、ひとりになれる時間でもある。

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就職し、職場を持ち、家族を持つようになると、なかなかひとりになるのはむずかしい。だからか、僕はロードバイクを走らせ、車を走らせ、写真を撮るんだとも言える。ひとりになるのがむずかしいこの世の中で、そうしたひとりになれる時間は貴重だ。週末くらいは街を向かず自然のほうを向くのも、僕のそうした志向だと思う。平日も然り、GRと僕はひと気のない方へ、人影のない方へと向かう。そういえば僕の写真にはほとんどひとが写っていない。ストリートスナップだと寄りじゃないかぎり多くはひとが写り込んだ写真を目にする機会が多いけど、僕の写真はそうじゃない。これをスナップと呼ぶのかさえも分からないけど、こうして息を殺して撮る街が好きだ。たぶん僕の中では自然を撮るのと同じ感覚で街を撮っているんだと思う。なんというか、ひとり彷徨う荒野のように。

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