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僕は一生、試し撮りだから。Nikon F-801とAF 28-80Gの初現像があがってきた。
この週末も懲りずに新入りのカメラとレンズを連れて近所を試し撮り散歩してきた。カメラはAFフィルム機のNikon F-801、レンズはAF 28-80 F3.3-5.6G、フィルムはいつものFUJIFILM業務用100。どんな写りだったかは、僕の乏しい語彙力よりも見ての通りということで、数枚載せてみた。
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まあ写りを左右してるのはレンズということになるだろうね。何個か前の記事にも書いたけど、このレンズはどちらかといえばビギナー向けのNikon Uの発売に合わせて登場してきた廉価版的シンプルなレンズ。とにかく超軽量で、その軽さは衝撃的。見た目も装飾がほとんどなくて、いかにも道具然してるところが僕はとても気に入った。
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写りのほうは特別にクセがあるわけでもないから普通といえば普通なんだけど、素直な描写とフィルムの質感が合わさって、けっこういい雰囲気が出てるんじゃないだろうか。いつも明るいレンズの開放付近で撮ることが多い僕にしてみれば、この落ち着いた「記録性」みたいなものが、どこか心落ち着いて心地よかった。
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ひとまずしっかり撮れることは分かったから、試し撮りとしては合格かな。これだけボディもレンズも軽ければ、街中へもどうかしたら持ち出せそうな一眼レフかもしれない。ラフなボディとレンズだし、何よりクラシックというよりは1988年というつい最近?の製品の部類に入る機材だから、大事に扱うよりガンガン現役のAF機として使い倒したほうが、このカメラの使われ方としては似合っているのかもしれない。
実際、28mmから80mmまでおいしい焦点距離を一台でまかなえるレンズは、まさに標準ズームでヨンサンハチロクと同じように実用レンズとして使い勝手もいい。Fマウントならデジタル機にも使いまわせるから、数千円なら持っていて損はないと思う。いやあ、それにしても試し撮りはやっぱり楽しい。僕が思う僕の座右の銘は「一生、試し撮り」。なかでも、安くて掘り出し物のカメラやレンズの試し撮りのワクワク感は格別なのである。写りさえすれば、大抵想像以上の描写で驚かせてくれるからね。さて、次はどんな大穴カメラとレンズを試し撮りしてみようか笑。