NikonとNIKKOR

偶然というたのしさ。AF-S NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6G

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一瞬だったな。カメラをかまえた数分だけ太陽のまわりが抜けたんだけど、もう今はどんより曇り空に覆われている。空色はグレーだ。小雪が舞ってきたくらいだからしょうがない。人物を撮るのは大変だろうけど、このコントロール不能な自然を撮るのもなかなかやっかいだ。こっちを向いてとか、そこで静止してとか、こちらの言うことはリクエストを聞いてくれない。ひたすら信じて脳みその中の想定ビジュアルを待つか、運を味方につけるかのどちらかだ。一眼レフを買って写真が趣味ですとか言い始めて一年になるけど、おぼろげながら分かったのは写真は偶然性がたのしいということ。いや、偶然性こそが写真を撮るという行為のすべてかもしれない。一年もカメラをやってると多少なりとも露出とかホワイトバランスとか撮る前にイメージとか自然とわき始めるんだけど、まあ遠くもないけどイメージに近くなることもそうそうない。常にファインダーの中で、へえ、そうなるのかという驚きの連続だから。こんな寒空の下のベンチでいい歳した男がカメラを持ってブツブツとやっている光景はご近所のお散歩の方々からはかなり不思議というか滑稽にみえると思うけど、まあ本人は「世の中いくつになっても思うようにはいかないよな。でもたまに偶然がご褒美とかもくれるし、世の中捨てたもんじゃないよな」などと小さな学びとか喜びとか感じてたりするんで、あたたかくスルーしてほしい。偶然ということでいえば、このレンズも偶然出会えてよかったなと。一眼レフを始めてから三番目に手に入れた70-300mm。フルサイズ用なんで今のD750でも使えるんだけど、その割にたしか6万円台とかで新品が手に入る。その時はレンズのことはよく分かってなくて、ただただ純正の中でいちばん安く思えた望遠レンズを選んだんだけど、意外と軽いし、今となってはD750同様「ジーンズのように使い倒せる感覚」が妙に気に入ってる。Nikonの製品は純正でやろうとすると比較的高額だなと思うけど、たまにこういう良心のようなアイテムを混ぜておいてくれる。カタログ上のスペックだけじゃなくて、カメラ好きがコスパおさえて楽しめる抜け道みたいなモノを用意してくれてあるというかね。カメラのことが詳しくなりすぎるとついつい高スペックのモノしか目に入らなくなるとこあると思うけど、無知ゆえにエイヤッとやってこういう掘り出し物的相性のいい道具に出会えたらそれはそれでかなり幸福なことだと思う。とブログを改行気にせずツラツラ書いていたら、窓の外は意外と雪が舞っていた。この雪が明けたら春だろうな。

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