Leica M-P typ240

ライカとは居心地のいい場所。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

写りとはまったく関係ない言葉だけど、僕にとってライカとはそういう存在というかあり様だと思っている。懐かしい場所にいるようでもあるし、親愛なる人と一緒にいるような感覚でもある。とにかく心落ち着くんだ。

ライカは空気に影響を与えるカメラなんだよね。その空間にライカが置かれたり入ってくると、その場の空気が少し変わる。撮り手を少ししゃんとした気持ちにさせたり、撮られる人の緊張をほっと和らげたり、なんというか辺りをまあるくするんだ。ヒリヒリするようなクールな写真が撮れたりするのに、柔らかいんだ、僕には。

人間っぽいんだろうね、やっぱりね。だから、ライカのその内面性みたいなものに触れた人は、ライカから離れられなくなる。単なる道具という存在をひらりと超えて、僕らの内面にするりと入り込んでくる。そういうプロダクトは他にはあまりないような気がする。僕は車やロードバイクも好きだけど、そういうものたちとも少し違う。あと、他のブランドのカメラたちとも違う空気を作り出すんだ、このカメラは。

実に抽象的な言葉ばかりだけど、ライカの魅力とはそういう言葉でしか表しようがない気もする。逆に凄いけどね、そんな曖昧な存在感で高価であることが許され、機能とかそんなものを超越してファンたちを虜にするんだからね。そういえば最近、ライカを手にする人が増えている気がするんだ。みんな、機能なんかより言いようのない人間味を心の底で激しく求めてるからじゃないかな。

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