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分かるかなあ、真ん中に蝶が写ってるの。フィルム一眼レフ Nikon F6に望遠70-300VRをつけて息子の運動会を撮った日の帰り道に、残りフィルムで撮ったんだよね。
考えてみると、ふだんフィルムで撮る時はほぼ100% マニュアルフォーカスの単焦点レンズで撮ってるわけで、こうしてフィルムカメラに望遠レンズを装着するという発想があまりなかった。でも、このNikon F6ならデジイチと同じ感覚で現代のレンズたち(Gレンズまでで、最新Pレンズは無理だけど)を楽しめ、もちろん普通にこうして望遠レンズで撮影が可能なんだ。なに当たり前のこと言ってんだといわれそうだけど、僕はそんな発想だった。
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やっぱり単焦点レンズとは違う表情が撮れるわけで、特にこうして大地を撮る、自然を撮るというシチュエーションには望遠レンズがあるとやさしい目線になれるなあと思う。少し自然や大地に気を遣って、遠目から控えめに撮る感じといえばいいだろうか。
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僕は街撮りスナップが好きだけど、それと同じくらいこうして何気ない自然な姿を撮るのも好きだ。街中の雑踏の中で速写するあの慌ただしさみたいなのとは違って、風の音なんかを感じながら静かに厳かにシュートする感覚。これはいかにも一眼レフが似合うし、それがフィルムであればまたデジイチとは違う、ノスタルジックな質感も楽しむことができる。
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たまたま写真整理をしていたら最初の一枚の蝶の写真を見つけたんで、ちょっとその日の感覚を思い出しながら書いてみた。きょうはまだ月曜日なわけだけど、あー阿蘇とか湯布院へフィルム一眼レフと望遠レンズを持って撮りに行きたいな。無性に行きたい。幸福なことだ。