ニコンのCCD機を体験しておきたかった。Hello, Nikon D200:)
もう、タイトル通りなんだけどね笑。懲りないじぶんが嫌いじゃないぞ。というわけで、今年は何も買わないと走り出した新年1月早々だけど、僕の手元にNikon D200がやってきたのである。
品番から分かる通り、D200は現行のAPS-Cフラッグシップ機であるD500からさかのぼること14年前の2005年に発売された機種。D500→D300S→D300→D200という順かな。
ちなみに僕はD300を所有している。にもかかわらず、何故にこの10年以上前のカメラを手に入れようと思ったのかというと「ニコンのCCD機」を体験しておきたかったということに尽きる。
実はD300を手に入れた時も最初に検討したのはD200の方だった。二台を並べてしばらく考えたあげく、その時はフィーリングでD300を選んだ。
けれど、D300は現在もおなじみもCMOSセンサーにニコンが切り替えた時期で、3桁機でCCDセンサーを積んでいたのはこのD200まで。だから、心のどこかでずっと気になっていた、CCDの写りがね。
とはいえ、D300がすでにあるんだから、何もD200を買い足す必要はさすがにないんじゃないかと言われそうだけど、この当時のAPS-Cフラッグシップ機が15,000円程度で買えるとしたら話は別だ笑。
すでに生産も修理対応期間も終了して、それこそ壊れたらそこでThe ENDなカメラではあるけど、それをひっくるめてもその値段であれば使い倒せばいいと諦めがつくし、今のうちにCCD機が体験できるなら破格の買い物だと思った。
お店で触ってみたかぎりでは、程度もとても良くて、すこぶるお得な買い物をしたという満足感で心満たされるものがあった。
D300を使っていて、当時のNikonのモノづくりの良さは十分分かっていたから、まあ気にするとしたら感度だけ。たぶんISO 1600くらいまでが限度かな。
とはいえ、D300同様、晴れた日中に普通に撮る分には、なんの問題もない優秀さであることは想像がつく。
画素数は1000万ちょっとかな。いやもう十分だ、というか、低画素数の写りのほうが僕の好みとしては好ましい。
その上、なんといっても往年のCCDセンサー機。D200にオールドニッコールなんかを装着した時にはどんなフィルムライクな写りを見せてくれるのか、それも楽しみでならない。
DレンズやGレンズを装着したの時の操作フィーリングとCCDセンサーが織りなす写りもまた気になるところ。
静かな部屋でシャッターを切ってみたけど、いいね、この感触。D300とも似ている感触。乾いたキレのいいシャッター音は、現代でも十分高品質で衰えは感じない。
というか、むしろ現行機にはないオーバークオリティな上質ささえ漂わせる。この時代のNikonは、高感度性能以外はもう成熟の域に達していたんだろうなといつも思う。
手に持った感触は、たしかにそれなりに大きく重い。けれど、昨今のミラーレス機にはない凄みを感じる重厚感は、やはり一眼レフのフラッグシップ機ならでは贅沢さを感じさせるもの。この迫力のある手ごたえを趣味として楽しむのもまた、なかなかオツなものなんじゃないかと思う。
まあ、けれど、僕にとってD200はなんといっても「ニコンのCCD機」としての価値。
CCD機としてはD80やD3000なんかも挙げられるけど、僕は3桁機最後のCCD機を体験しておきたかった。
試し撮りできるのは週末までお楽しみということで、それまでは自室で乾拭きをしながら、そのボディの抑揚を楽しもうと思う。いやあ、今夜はいい夢が見れそうだ。
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