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たまにニコン・ミュージアムへ立ち寄って、適正?なシャッター音を聴こう。
そろそろニコン・ミュージアムに行きたい病だったので、出張の移動の合間を縫ってのぞいてきた。品川駅で降りてスカイデッキを歩くと行けるロケーションは、立ち寄りやすさという点でもありがたい。
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僕が立ち寄りたいと思う理由のいちばんは、展示されたフィルムニコン機たちのシャッターを切りたいと思うこと。もう少し正確にいうと、展示製品のシャッター音を確かめたいという理由からなんだよね。
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Nikon F、F2、F3、FE2、FA、FM2なんかを実際に触れるんだけど、初めてニコン・ミュージアムでF2のシャッター音を聴いた時に「あ、僕が持っていたF2よりパチン!と引き締まったシャープな音だな」と思った。それはいかにも整備された音のような気がして、やっぱりメーカーが展示してる製品なわけだから、これが製品本来のシャッター音であり、シャッターフィールなのかなと思ったんだよね。
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僕がニコン・ミュージアムでシャッターを切ってみた感覚でいくと、FとF2は僕が知っているシャッター音よりはちょっと硬質な印象で、F3はイメージ通り。いちばん違いを感じるのは、FE2とFM2かな。僕が知ってるこのFM/FEシリーズの音よりかなり高音で硬質なシャッター音を奏でる。
「お!これが本来のシャッターフィールなのかな!」とちょっと驚くんだよね。F3やFAは僕がふだん触れている音とほぼ大差ないから、FE2やFM2もやっぱり同じように展示製品たちの音や感触こそ本来の整備が行き届いたコンディションなのかなと、勝手に想像していたりする(実際のところ、どうなんだろうね)。まあ、どっちにせよ、そんなことを想像しながらフィルムニコン機のシャッターを切るのは楽しいわけです。
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前回来た時はニコン・ミュージアムのロゴが入ったストラップを買って帰ったんだけど、今回はほんと短時間で立ち寄ったんで何もお土産は買わずニコン・ミュージアムを後にする。けれど、わずかの時間でも心が躍るこの感覚はやっぱりいいなと。それが「聖地」のパワーなんだろうね。東京住まいの人は数多くの写真展なんかも羨ましいけど、僕は断然このニコン・ミュージアムがあるのが羨ましいぞ笑。
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