フィルムカメラ

しぶとく撮り続けるよ、FUJI FILMさん。

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今朝もNikon F6に業務用100を詰めて一本撮ってきた。これでこの三連休でフィルムは五本ほど撮った。1日目は業務用100とVelvia100、そしてPRO400h。2日目は業務用100を一本、そして今朝ということになる。まだEktar100が入りっぱなしのLeica M3をのぞけば、今週の現像はすべてFUJIFILMということになる。それはそうだよね、この国の唯一のフィルムメーカー。富士フイルムさんがあるから僕らはこうして気軽にフィルムカメラとフィルム撮影を楽しめている。

モノクロはカラー現像機で現像するの関係上、イルフォードXP2を使っているけど、これだってモノクロ現像機が身近にあれば僕はたぶんFUJI FILMを使うと思う。お世辞じゃないよ、カメラの国といっていい日本に生まれ育った人間として、この国が生み出した往年のフィルムカメラたちのクオリティにはほんと驚嘆しているし、それを支えてきたフィルムメーカーやラボなんかも世界に誇る環境だったと思うんだ。そういうヒストリーに敬意を表して、僕はメイド・イン・ジャパンには少しこだわりがある。

そんな中でいま唯一フィルムを作り続けてくれている富士フイルムさんにはただただ感謝しかない。経営の観点からいえば、もうフィルムは姿を消していてもおかしくないかもしれない。それでもこうして富士フイルムさんがフィルムをこの世に届け続けるのは、ブランドとしての誇りというかプライド、もしくは富士フイルムを支えてきた写真愛好家の人たちへの感謝の証だと思うんだ。そういう粋な計らいには、粋な気持ちをお返しするしかない。それは、しぶとくフィルムで撮り続ける、ただそれだけのど直球の行為。僕はデジタルでも撮るけど、そのデジタルをこうして愛せているのも、フィルムに出会ったおかけなんだ。フィルムを通した世界、それは夢の詰まった写真の原点の世界なんだ。

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