Rolleiflex Standard

あらためて、僕はフィルムカメラが好きなんだなと再確認したコトについて。

Rolleiflex Standard

あらためて、僕はフィルムカメラが好きなんだなと再確認したコトについて。

ここ一、二週間の僕が連れ出したカメラを挙げると、Rollei35→Nikon F→Leica IIIa →Leica M3→Rolleiflex Standard→、そして一昨日手に入れたHasselblad 500CMへと続く。つまり、フィルムカメラと過ごしている時間が圧倒的に長いのである。もちろん、その間にデジカメも数台挟まってはいるんだけど、日々のお供としては明らかにフィルムカメラがメイン、デジカメはサブ、という図式になっている。

なぜ敢えてそんなことを書くかというと、僕のブログやTwitterを日頃見てくれている人は分かると思うんだけど、ここ半年間くらいの僕はどちらかといえばデジカメがメインのカメラライフを送ってきた。明確にそうしようと強く意識していたわけではないけど、徐々に値上げされてゆくフィルム価格や、仕事の忙しさによる現像出しの時間がなかなか確保できない感じとか、とにかく心のどこかで、これはデジカメへある程度シフトしなければ、という思いがあったのかな。実際、デジカメも短期間にけっこう増やしちゃった笑。じぶんに「デジカメでも十分フィルムライクに楽しめるんだ」みたいに言い聞かせるようにね。

でも、そんな時に立ち寄った馴染みのカメラ屋でNikon Fのブラックペイントに出会う。Fは以前から気になる一台ではあったものの、F2も持っていたし、特に買い足す予定はなかった。けれど、このFは僕のそういう理性を帳消しにするような見事な保管状態の美しさを放っていた。で、僕は久しぶりにフィルムカメラを迎え入れることになる。そうして、家で眺め、触り、空シャッターを切って、フィルムを入れて外へ連れ出すと、あゝやっぱりこの時代のフィルムカメラの感覚は言葉にならないくらい心地いいなあとあらためて感じたんだよね。今思うと、その前週に出張へ久しぶりに持ち出したフィルムコンパクトのRollei35で撮り歩いた時にも、この感じ!みたいな静かな感激があったんだよね。

同時に、モノクロフィルムに関心を持ったこともある。え、今さらモノクロフィルムがどうしたのと言われそうだけど、僕がかねてから撮り続けているフィルムはほぼ135カラーネガフィルム。モノクロフィルムはリバーサルフィルム同様、現像が外注になるから、ずっと疎遠でここまで来ていたんだよね。でも、フィルムカメラと久しぶりに濃密に過ごして、「いや、フィルムの手間とか時間がかかる感じも、楽しみのひとつじゃないか」と感じた時点で、急がないなら外注のモノクロフィルムでもいいじゃん!と開き直るじぶんがいた。何を焦ってるんだ、ゆっくりじっくりでいいじゃん、じぶん!みたいな感情というかね。

そう思うと、週末には久しぶりにブローニーフィルムを装填して中判のローライフレックス・スタンダードを持ち出しているじぶんがいたんだ。モノクロフィルムを詰めたLeica IIIaやLeica M3をサブカメラにしてね。そうやって数日間、濃密にフィルムカメラと過ごしてみて、カメラとの向き合い方を少し見つめてみた。急がないカメラたちともっと濃い時間を過ごしたい。でも人生という時間が長くなるわけじゃないから、数台の思い入れのあるカメラ、写真史やカメラ史に名を刻むカメラたちへと徐々に絞り込んで、「人生のカメラたち」と生きたいなと。言葉で綴るのはむずかしいんだけど、もう一度、じぶんの本当に好きと思える世界を真ん中にドンと置いてみようと思ったんだ。それが、僕にとっては「フィルムカメラとの時間」だったんだ。

そうしてたどり着いたのがハッセルブラッド500CMでもある。僕はじぶんではローライフレックス派だと思ってたから、一生ハッセルブラッドを持つことは無いだろうと思ってきたんだけど、派ってなんだ?フィルムカメラのゆっくりとした時間を楽しむうえで僕が体験したことのない時間がまだあるなら、増えすぎた他のカメラを減らしてでも体験しておくべきなんじゃないか?と、ふと思ったんだよね。もう何というか、本能に素直になる感じとでも言えばいいかな。じぶんのいちばん好きな世界、好奇心に素直になって過ごしてみる。そこにコストや時間とか多少無理が生じた時は、またその時考えればいいやと。それより、今のじぶんが心地よく思うことを大事にしようとね。

と、そんなことを考えている時に、あるニュースが飛び込んでくる。一度は製品ラインナップから廃止されたモノクロフィルム「ACROS」の再販の知らせ?(正式発表はまだ無いけど、間違いないんじゃないかという情報)が、Twitterのフォロワーでこのブログにもよくコメントをくれるフィルム好きのYOUさんから飛び込んできた。僕はYOUさんをフィルムやカメラの愛好家として勝手にリスペクトしているので、YOUさんが言うなら間違いないと確信している笑。そう、カメラの神様、写真の神様っているんだなあと思ったんだ。僕がフィルムカメラとモノクロフィルムへ軸足をもう一度置こうと考えていたこのタイミングでのACROS再販の知らせだからね。これは単なる偶然じゃない、何か大きく世界が動き出す前身なんだと。

昨日、いつものカメラ屋でフィルムの未来の話をしていた時、実はここ数年、フィルムの利用は微増していると店員さんから聞いたんだよね。そして、ACROS再販。これは何か本当にフィルムの復権があるんじゃないかと、どこか胸騒ぎがするんだ。その店員さんが言っていたんだけど、あと二割ほど利用(フィルム購入や現像利用)が増えれば、持ち堪えられることがいろいろあるかもしれないと。だったら、まず僕が二割増しでフィルムと向き合おうじゃないかってね。まあ、一ヶ月後に同じ気持ちのままでいるかどうかは分からないけど笑、でも、今の素直なじぶんの気持ちに従ってみようと。あと二日ほど仕事をやり遂げれば、10連休がやってくる。このタイミングも神様のおかげかなって思うんだよね。濃密にフィルムカメラたちと過ごしてごらんよ、という写真の神様の粋なはからい。間違いないと思うんだなあ、この感覚は。あー、シャッター切りたくなってきた。Nikonの、Leicaの、Rolleiflexの、Hasselbladのシャッターをね。

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POSTED COMMENT

  1. YOU より:

    フィルムに限らずアナログなモノへの回帰が流行ってますが、単にアナログが目新しいというだけでなく、生身の人間(= アナログ)が使うものだから、自然と同質同士が愛惹かれ合うんだよなぁ…と感じてます^^

    • kiokucamera より:

      まさに!そんな感覚、僕もしています。だから、古いモノとして新しいモノに取って代わられるものではないですよね。フィルムよ、生き残れー!^ ^

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