綿密さに驚ろかされたレンズ、エルマリート。


Leica X2, Elmarit 24/2.8 ASPH.

なんと表現すればいいんだろう、このレンズの描写。そのレンズとは、ライカのエルマリート。コンデジ Leica X2に固定で装着されたElmarit 24/2.8 ASPH.だ。

正直、このカメラを手に入れたいちばんの理由は、そのフォルムがバルナックライカを彷彿させたのと、そのコンパクトで軽量なボディ。レンズについては二の次で、期待していなかったわけじゃないけど、まあそこそこ写れば十分なんじゃないかと思っていた。ところがこの描写なのである。

Leica X2, Elmarit 24/2.8 ASPH.

感覚的にはまさにM型ライカのLeica M-P typ240に和製エルマリートといわれるM-Rokkorを装着した絵に近い気がする。広角24mm(換算で36mm)だからそれほどボケないけど、その分というかとにかく綿密な描写をみせる。M-Rokkorが登場した頃は、本家エルマリートを凌ぐ写りの良さといわれたらしいが、最新のエルマリートはその評判を覆すクオリティということなのか。

Leica X2, Elmarit 24/2.8 ASPH.

あいにく台風のような雨続きで、まだまだたくさんは撮りきれていないX2でのスナップだけど、わずかな試し撮りの数枚を見てみても、未熟な僕の目ですらこのレンズがちょっと只者ではないことが分かる。

Leica X2, Elmarit 24/2.8 ASPH.

そういえば、このLeica X2を購入する時に、お店の人と話していたら、「ライカのレンズを手に入れることを考えたら、ボディ付きでこの金額はお得」と言っていたのを思い出す。たしかにエルマリートを単独で手に入れようとするだけでもかなりの金額になることを考えたら、このX2は破格なのかもしれない。

Leica X2, Elmarit 24/2.8 ASPH.

ただひとつ言えるのは、このレンズは簡単でもないということ。それはAPS-Cのセンサーとの兼ね合いもあるけど、気を抜いて撮っても雰囲気ある写真が撮れるレンズではない。気をぬくとどうかしたらスマホで撮ったような、記録画像のようなありふれた写真にもなる。そういう意味では、僕がLeica M-P typ240にオールドレンズ のSummiluxやElmarをつけて撮る時より、むしろ本気さを要求するカメラ&レンズかもしれない。フルサイズの余裕のある感覚とは異なるけど、ここにもまたライカらしい手を抜かない質みたいなものを感じた。この大雨が去ったら、もっともっと夏の街を撮りに行こう。綿密なクールさを堪能するために。


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